月28日、公益社団法人日本動物福祉協会への取材で、約400匹の犬や猫などを過密状態で飼育し、繁殖している施設が動物虐待疑惑があることが分かりました。
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大量生産できるように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」と呼ばれている施設は全国的に問題視されています。
写真:matome.naver.jp
業界は子猫や子犬を福井県内のペットショップで販売しているそうです。
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犬や猫を大量に繁殖させて販売することは非常に責任感がない行為であり、日本動物福祉協会は飼育放棄や安楽死処分を防ぐために、適切な法律改正を国に訴えています。
写真:栄養学
日本動物福祉協会によると、この業者は2017年12月に坂井市の動物飼育施設で子犬と子猫を合計385匹を飼っています。
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非常に狭いケージに入れたり、コンクリートブロックの中に50匹以上の過密状態で飼っていたりして、施設内に悪臭が漂っているそうです。餌は1日に1回で、病気やケガをしている動物も適切な処置をしないなどの虐待疑惑があります。更に、登録申請をしていなかったり、狂犬病予防注射をしていない疑いもあると指摘されています。
写真:ヤプログ!
日本動物福祉協会は「飼育員1人で限界は20匹」と見解を示し、この施設のように、飼育員2人で約400匹の動物を適切に飼育することは不可能であり、動物愛護管理法違反に当たると指摘しています。県内の動物愛護グループから連絡を受けた 日本動物福祉協会は、約400匹の子犬と子猫をあまりにも悪い環境で飼育していることを判断しました。2人の飼育員の労働時間も労働基準法違反に当たる可能性があり、福井労働局には調査と指導監督を求めています。