29日、俳優の伊藤健太郎容疑者(23)が 道交法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁に逮捕されたことが判明しました。
去る28日夜、伊藤容疑者は乗用車を運転中、バイクと衝突。東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目の路上で交通事故を起こしていました。
この事故で、衝突されたバイクの男女2人が けがをしました。伊藤容疑者にけがはなかったようですが、バイクの男性は軽傷、女性は 足の骨を折る重傷を負いました。
日本テレビのドラマ「今日から俺は!!」などで知られる人気若手俳優で NHK連続テレビ小説「スカーレット」で朝ドラ初出演を果たした伊藤容疑者は、今年9月には 所属事務所を移籍し、過去に在籍していた事務所「イマージュエンターテインメント」に再び所属していました。
伊藤容疑者は29日放送のフジテレビ「アウトデラックス」(木曜後11・00)に出演予定で、また、今月30日には出演映画「とんかつDJ アゲ太郎」の公開を控えおりましたが、フジテレビは 出演予定の放送に対しては「全て差し替えます」としました。
過失が認められれば刑事責任を問われる⁉ “ひき逃げ”というワードのダメージが甚大…
今回の この報道に対して、芸能記者の中西正男 氏は…
《今、最も旬の俳優と言ってもいい存在だけに、余波はどこまでも広がりそうです。まだ容疑の段階ではありますが、イメージが何より大切な芸能人にとって“ひき逃げ”というワードが出たことは、その時点で、ダメージが甚大と言わざるを得ません。
しかも、伊藤容疑者の場合、ルックスや芝居の力もさることながら、家族思いな性格などもファンから愛される要因になっているため、その文脈において“ひき逃げ”という響きが余計にイメージのキズを深くしてしまうことが考えられます。
ここ数年、名前のある芸能人が自ら車を運転することの是非が関係各所で語られてきました。ハンドルを握る以上、ある一定の確率で事故は起こってしまう。与える影響の大きさを勘案すると、自家用車ではなくタクシーや事務所の送迎車などでの移動を徹底すべきではないか。今回は、その領域、ど真ん中のことが悪い形で出てしまったと言わざるを得ません… 》
また、元特捜部主任検事の前田恒彦氏も以下のようにコメントしています。
《 事故そのものは不注意ですから、いつだれが起こすか分かりませんが、さすがにひき逃げは故意犯であり、酌量の余地がありません。それだけに、現場を離れる際に相手と接触する事故を起こした認識があったにもかかわらず、何もせずに立ち去ったという事実が重要となります。「当たったとは思わなかったから、逃げたつもりもない」などとこの点を否認するケースも多いわけです。
報道は錯綜しており、1度現場を離れ、数分後に戻ったというものや、所属事務所が弁護士から聞いた話として、現場からは立ち去っていないと説明しているというものがあります。たとえ数分間でも現場から離れたのか、そうであればなぜなのか、単なる動揺からか、自己保身からかなど、動機を含め、今後の捜査の推移が注目されます。ただ、1人が足の骨を折る重傷であり、結果が重大ですので、過失が認められればその点でも起訴され、刑事責任を問われる事態となるでしょう 》
他にも多くのコメントがよせられているようですが…
《気が動転していたとしても救護義務も果たさず立ち去るのはどうなの?対自動車なら比較的相手のダメージも少なそうだけど、相手がバイクだったら間違いなく転倒するし場合によっては死に至る事もわかるはず 》
《事故した時は被害者の救護が絶対!今の日本はカメラが充実してるので直ぐに身元が分かる。罰金刑か不起訴にはなると思うが、今後こういった事は無いように反省して欲しい 》
《 残念ですね。事故そのものはやむを得ないという可能性がゼロではないですが、ひき逃げは最低です。俳優として終了になってもおかしくない状況 》
等など、やはりひき逃げの疑いとはいえ批判殺到しているようでした。