2020年10月19日、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが東京都庁を訪問。海老蔵さんは、東京2020組織委員会の文化・教育委員会委員を務めており、今回、新型コロナウイルス禍における文化振興について小池百合子都知事と会談しました!!
現在、9月に開始した主演公演の全国巡業中である市川海老蔵さん。
海老蔵さんは「伝統文化やエンターテインメントなど、先のことをお話しできたら」とあいさつし、小池知事とグータッチを交わしていました。
小池知事から「襲名はどうなっているんですか?」などと聞かれた海老蔵さんは、「延期のままです。どうしても(コロナの影響が)落ち着かないことには」と回答。
今回の会見では冒頭のみ報道陣に公開され、海老蔵さんは「コロナ禍でこのような巡業をしているのは、世界的に見ても先駆けではないか」「PCR検査をまめに行い、何とか順調に来ています」と語っていました。
公演の対策として、観客動員を会場収容人数の50%に制限していると説明し、「まだ東京都としては感染者の数が多いこともあり、歌舞伎座や国立劇場は少し客足が鈍ったままです」とコメント。
8月に再開した歌舞伎座公演などについては、新型コロナウイルスの影響による、伝統芸能やエンターテインメント業界の窮状を訴え、さらなる支援を求めました。
また、東京オリンピックに向けて海老蔵さんは、「明るい東京を作っていきたい」と述べると、小池知事も「協力していきたい」と応えました。
このニュースが報道されると、公演を見に来る観客の多くを占めるのが高齢者であることを危惧する声があがり、それに対し自宅でも楽しめるようにネット配信の認知、普及を提案する声などが、ネット上で寄せられています。
また、海老蔵さんに対し、「毎日のようにステーキだウナギだってブログしてるよね」「十分贅沢なお暮らしをなさっているので、本当に困ってる下々の私たちに予算を使ってほしい」などと、普段の生活ぶりを指摘する声も見られました。
庶民の娯楽といえる歌舞伎ですが、ブログで裕福な生活を披露している海老蔵さんの暮らしぶりは庶民の心をつかめていないようで、「同情できない」という声が多くあがりました。
しかし、歌舞伎の大名跡の位置にいる海老蔵さんとしては、歌舞伎界全体の現状を報告したまで。私生活の部分を指摘するのは筋違いのような気もしますが…。
ともあれ、歌舞伎界だけではなく世の中の状況が一日でも元に戻るよう願いたいものです!!