■両親もおかしい?酒鬼薔薇聖斗について
写真:matome.naver.jp
1997年、神戸連続児童殺傷事件の犯人である酒鬼薔薇聖斗ですが、当時の犯人は中学生だったこともありこの事件の重大させが世間を騒がせ、大きな問題となりました。事件は、自分よりもはるかに弱い小学生ばかりを狙った大胆な犯行だったこともあり、ただ命を奪うだけではなく殺害の仕方も残虐だったため、中学生の犯行だとは思えないほどの事件となりました。今回は、そんな酒鬼薔薇聖斗がどんな環境で育ってきたのか、また両親の教育の仕方などについて注目してみようと思います。
■酒鬼薔薇聖斗の両親のしつけ方~父親編~
写真:pinky-media.jp
酒鬼薔薇聖斗の父親は仕事が多忙な人だったそうで、家にもあまりいなかったんだとか。酒鬼薔薇聖斗の父親が当時勤めていたのは、神戸にある有名メーカーとの情報があります。真面目で仕事熱心な性格でありながらも時には激高する事もあったそうです。息子でにはあまり関心を持っていなかったらしく、ナイフや斧を見つける事があっても父親は特に気に留めていなかったようです。
写真:pinterest.jp
この神戸の事件が起きる前にも動物虐待も行っていたという酒鬼薔薇聖斗ですが、それについても両親は何一つ注意することなかったそうです。しかし、その一方で酒鬼薔薇聖斗が兄弟喧嘩をした際には長男である酒鬼薔薇聖斗だけを叱りつけたり、暴力を禁じながらも息子をたたきつけるなどして躾を行っていたなど、非常に理不尽な点が見えてきました。
■酒鬼薔薇聖斗の両親のしつけ方~母親編~
写真:ruccoly.com
あまり家にはいなかった父親の代わりに主にしつけを行っていたとされるのは、母ですね。酒鬼薔薇聖斗が猟奇的な事件を起こしてしまった原因は、母親からの愛情不足にあるのではないかとも言われているんです。サイコパスのような事件を犯してしまう未成年の場合、両親の愛情が欠けていることがよく指摘されることもあります。酒鬼薔薇聖斗の母親のしつけは非常に厳しく、幼稚園での集団生活で恥をかく事のないようかなり早い段階で排便や食事に後片付けといったしつけを行っていたとの事なんです。度重なる厳しいしつけの影響で小学3年生の頃には酒鬼薔薇聖斗は母親の過干渉による軽いノイローゼにかかり、目の焦点が定まらなかったりと体に異常が見られていたようです。
写真:kininarulife.com
その後も動物虐待などが続き手に負えなかった酒鬼薔薇聖斗。通常であればやってはならないと教えられる筈の行為も、母親から見咎められる事はありませんでした。
写真:blog.goo.ne.jp
時がたち、酒鬼薔薇聖斗は2015円6月10日に『絶歌』というタイトルの手記を刊行しましたが、同じく酒鬼薔薇聖斗の両親も1999年に『「少年A」この子を生んで…』というタイトルの手記を刊行しています。通常であればこの手記の刊行により得られる印税は全て被害者遺族へ支払うのが当然の様にも思えますが、実際にはかなりの印税が入ったにも関わらず「弟達の大学費用」という名目で被害者遺族には1円も支払われなかったとの事です。最低ですね。
■酒鬼薔薇聖斗の母親の異常な言動一覧
写真:detail.chiebukuro
それらの行為も含め、酒鬼薔薇聖斗の母親の異常な言動についても指摘されていました。酒鬼薔薇聖斗の母親は酒鬼薔薇聖斗が野良猫を撃つ為に使用するエアガンを買い与え、近所の人間から動物虐待に関する注意を受けると「ウチの子はそんな事しない」と怒鳴りつけたそうです。エアガンを買い与えた時点でおかしいですよね。
写真:pinky-media.jp
更に被害者の葬儀が執り行われた際には子供の死に顔を見る事のできない両親に対し、酒鬼薔薇聖斗の母親は「最後やねんからちゃんと見たり。難儀やなぁ」と口にしたそうです。これが普通にできる発言だと思えますか?この他にも2002年の面会の際には「冤罪ではないのか」と言ったり、被害者への億超えの賠償金に対して「毎月2万円ずつ払います」と発言して、裁判官から叱責を受けたほどです。これらの言動からも酒鬼薔薇聖斗の母親の異常性がはっきりと分かりますね。
■酒鬼薔薇聖斗の両親の現在
写真:Hachibachi
事件以降、酒鬼薔薇聖斗の両親は現在はすでに離婚をしているという情報もあるようですが、父親に関しては現在仕事もされているのかどうか不明です。犯人の酒鬼薔薇聖斗は現在一般人となり、結婚もして娘も産まれて父親となっています。酒鬼薔薇聖斗も両親も事件に関する情報は一切伏せた上で現在も悠々と暮らしているのではないかと推測されますが、被害者遺族にとってこれまでの母親の言動や本人の本出版など、数々の理不尽な点に怒りが収まらないことだと思います。反省の目はまだまだ見えませんね。こんな残虐な事件が二度と起きないことを祈ります。