ほくろができる原因とは!?
いつの間にかほくろが増えていることってありませんが?
ある日ふと気づいたら、こんなところのほくろなんてあったっけ?と、知らない間にほくろができていることがあります。
特に顔にできると気になってしまいますよね。
そこで、今回はほくろが増える原因と、病気の可能性についてご紹介します。
ほくろが増えるメカニズム
ほくろはどうやってできるのでしょうか?
皮膚科医の井上亜美先生によると、ほくろとは顔や体にできる黒色斑、黒褐色斑のことだといいます。
メラノサイトやメラニンが皮膚の一部に集中することでできるのだそうです。
ほくろには種類もあり、皮膚の表皮基底層にメラニンが集中した単純黒子、メラノサイトが何層にも重なった色素性母斑、そのほか年齢を重ね後天的に増加する老人性色素斑などがあるようです。
紫外線などの刺激によって、メラニンを作る過程でメラノサイトが過剰に活性化すると、ほくろができます。
メラニンは外部刺激から肌を守る役割をしますが、過剰にでき過ぎてしまうとほくろになってしまうのだとか。
ほくろが増える原因
ほくろができる仕組みについては分かりました。
それではほくろが増えるのはなぜでしょうか?
紫外線
紫外線により肌のメラノサイトが活発になりメラニン色素が作られ、ほくろになります。
外的刺激
肌への刺激もほくろの原因になります。
下着が擦れたり、靴による圧迫など、外的な刺激が含まれます。
また肌荒れ時のメイクも肌に負担をかけ、ほくろの原因になるのだそうです。
メラニン排泄
寝不足、ストレス、生活習慣の乱れなどでメラニン排泄が正常にできなくなることがあります。
そうするとほくろができてしまいます。
ほくろが増えやすい人
ほくろは増えやすい人と増えにくい人がいます。
その違いは何なのでしょうか?
・紫外線を多く浴びている
・ストレスが多い
・生理不順
・食生活の乱れ
ほくろができる原因に当てはまっていますね。
ほくろができる条件下にさらされている人は、ほくろが増えてしまいます。
過去に紫外線にさらされていても年を重ねるとほくろが出てくることもあります。
紫外線、生活習慣に十分に気をつける必要がありそうです。
ほくろの増加は病気?
まれに病気によってほくろが増えることがあります。
どんなケースなのでしょうか?
ほくろのガン
皮膚のガンのひとつで、メラノーマ(悪性黒色腫)というものがあります。
ほくろのガンともいわれ、良性のほくろと見分けにくいのだそうです。
日本人の場合、手のひらや足の裏に多くできるのだそうです。
メラノーマ(悪性黒色腫)は進行が早く、命にも関わります。
気になる場合にはすぐに病院に行きましょう。
またメラノーマ(悪性黒色腫)の自己チェック方法もあります。
メラノーマのセルフチェック(ABSD基準)
・Asymmetry(左右非対称な形)
・Borderline irregularity(境界不明瞭)
・Color (色調が多彩・濃い)
・Diameter enlargemetry(拡大傾向)
この他にもほくろが出血していたり、隆起してきたりした場合も病気の可能性があります。
まとめ
いかがでしたか?
ほくろができる原因は様々です。
普段から予防することができるので、ほくろが気になる方は、しっかりと予防しましょう。
またただのほくろだと思っていたら、病気だったということもあります。
ほくろのガンは進行が早いので、少しでも違和感を感じた場合や気になるときには、病院で診てもらいましょう。