関東連合と芸能人が関与している!?
1980年代頃から日本最大の暴走族「ブラックエンペラー」を中心に結成された関東連合。
近年、その関東連合OBらによる事件が多発し、中心メンバーである石元太一や川名毅らは逮捕されました。
そして、関東連合と言えば芸能人との関りもあるということです。
関東連合はなにか、関わっている芸能人は?
芸能界と関東連合は密接に関わっている!?
「芸能界は闇が深い」とは言われるものの、実際にどのようでしょうか。
しかし、「市川海老蔵暴行事件」により関東連合の存在が一般的にも知られるようになり、その芸能界の裏側の実態が注目されるようになりました。
暴走族は現在でも存在はしていますが、それでも一昔前に比べたら鳴りを潜めたように感じます。
その代わりに徒党を組んで暴力的な不法行為を働くチーマーやカラーギャングなどが台頭し、不良らは時代に合わせて姿を変え存在しています。
しかし、1970~80年代の暴走族全盛期に関東県で最大勢力を誇っていた多数の暴走族チームからなる関東連合も現代に合わせて姿を変え、不法行為を繰り返しています。
【関東連合】はどこから誕生したのか?
暴走族の最盛期と言われた1970年代に入り、当時関東圏で最大勢力を誇っていた『ブラックエンペラー』を中心として、『マッドスペシャル』、『上町小次郎』、『鬼面党』など力のある暴走族が結集して誕生したのが「関東連合」です。
当時の関東連合メンバーは2,000人以上を擁する巨大組織の暴走族で、総本部を新宿区に置いていました。
改正暴力団対策法や暴力団排除条例が施行される中で暴力団の影響力が弱まり、台頭してきたのが「関東連合」とも言われ、”暴力団ではないが暴力的な不法行為をする集団”として「半グレ」と呼ばれるようになりました。
関東連合は1980年代あたりからアメリカのストリートギャングに影響されて出現した「チーマー」が増えたことで暴走族の勢いは衰え、関東連合も次第に鳴りを潜めるようになっていきます。
しかし、関東連合に所属していた暴走族チームである「小次郎」が関東連合の再興を企画し、「関東連合上町小次郎」を名乗り始めたところ、同じ関東連合所属だった暴走族チームらも関東連合を名乗り始めたことで再び隆盛することになります。
結果、1990年代に入ると関東連合はチーマーを暴力的抗争で制圧し、渋谷を皮切りに六本木にも進出していきました。
さらに制圧したチーマーやイベントサークルなどの不良少年らの後ろ盾となった関東連合は、六本木ヒルズに居を構える”ヒルズ族・ネオヒルズ族”と呼ばれる実業家らとも関係を持つようになり、ビジネス面でも大きな収入を得るようになっていきました。
関東連合OBの中には数億円、数十億円の資産を持つメンバーもいるというのです・・・。
見立真一、石元太一、川名毅
在言われる「関東連合」で”元リーダー”と呼ばれるメンバーは、1979年生まれの「関東連合卍永福町ブラックエンペラー第22代目総長」の見立真一、1981年生まれの「関東連合卍千歳台ブラックエンペラー第16代目総長」の石元太一、そして前述の関東連合再興を企画した「関東連合上町小次郎」の総長だった川名毅(川奈毅)です。
石元太一を始め、関東連合元幹部の柴田大輔や、関東連合OBではないものの”アウトローのカリスマ”と呼ばれる瓜田純士などは関東連合について次のように表現しています。
石元太一、見立真一、川名毅、これらの関東連合元リーダーらは、関東連合と芸能界のタレントらの関係があります。
芸能人との関り・・・
近年、芸能人による覚せい剤逮捕が相次ぎましたが、芸能人らに覚せい剤を流しているのが関東連合元リーダーのひとり、川名毅だと言われています。酒井法子、清原和博、押尾学など他にも覚せい剤で逮捕された芸能人は川名毅と繋がりを持っていたのです。
「関東連合」という言葉が一般的にも目にする機会が増えたきっかけは「11代目市川海老蔵暴行事件」ですが、この事件に絡んでいた関東連合メンバーは元リーダーの石元太一とOBの伊藤リオンでした。
しかし、この石元太一も自身のブログで言及していたように、関東連合として最も影響力の強かった人物が元リーダーの川名毅です。
石元太一は川名毅と10歳ほど年が離れていたため、川名毅が関東連合リーダーをしていた頃は比較的距離のある人物だったようです。
センター街に長いリムジンを乗り付けて、外国人らと出てくる姿などは異様だったと語っています。
川名毅は東京の指定暴力団「松葉会」にも籍を置き、英語も流暢に操るため海外ギャング、マフィアなどとも交流があったようです。
そして、海外から仕入れた覚せい剤を川名毅が牛耳り、芸能人などに横流ししていたようです。
「朝青龍暴行事件」
2010年1月16日に六本木にあるクラブ「フェリア」で当時現役横綱だった朝青龍がクラブのオーナーを殴り、鼻骨骨折の重傷を負わせるという事件「朝青龍暴行事件」が発生しました。
これにより朝青龍は横綱引退に追い込まれてしまい、当時二大横綱として角界を賑わせた白鵬も涙する朝青龍の引退会見となりました。
このクラブ「フェリア」のオーナーで朝青龍に殴られたと主張したのが川名毅で、約3ヶ月後の番組で朝青龍は実際には殴っていないことを明かしています。
朝青龍は番組で「こっちは現役バリバリの横綱ですよ。場所中ですよ。集中力ためて力もいっぱいで。それで本気で殴るということがあったら大変なことになりますよ。危ないですよ」と、現役横綱が殴打した場合は鼻骨骨折ではすまないと改めて強調。
過去に番組で力士のパンチ力を測定したところ300kg(一般成人男性は100kg程度)だったことを考えると、横綱・朝青龍のパンチ力は400kgくらいあるかもしれません。
本当に朝青龍が殴っていたら川名毅は顔面陥没骨折などで死んでいたか意識不明の重体でしょう。
この「朝青龍暴行事件」は川名毅が仕組んだものでした。
川名毅という男はお金に異常な執着心があるようで、「朝青龍暴行事件」を利用して表向きは示談金1,000万円で解決させたかのように見えました。
しかし、実は示談になった理由として言われているのが、川名毅が事件管轄の麻布署と裏で密接につながっていることが分かった朝青龍側が仮に逮捕されると非常にまずいと感じ、川名毅に億単位のお金を渡したということです。
朝青龍が表立って「俺は殴っていない」と主張できなかった理由は、そうした大人の事情があったからのようで、朝青龍のタニマチ(無償のスポンサー)などが守ったと言われています。
「殴ってないのに殴ったことになっていて『違うんだ聞いてくれ』とは思わなかったのか?」という番組スタッフの質問には「もちろん世界中の言葉で国々の言葉で伝えたかった。でも、こっち(マスコミや相撲協会など)から来る力と立ち向かう力に差がある。それに対して自分が1人では勝てないですよ」と外圧と自身の力に差があり、真相を語れなかったという。
ネットでは当時「朝青龍と川名毅、どっちが被害者か分からない」と言われていました。
自殺した上原美優のマネージャーも・・・
プラチナムプロダクションには小倉優子さん、KABA.ちゃん、手島優さん、菜々緒さん、中村アンさん、若槻千夏さんなど挙げたらキリがないほど有名タレントを多く擁していますが、立ち上げは川名毅が発起人となっています。
「プラチナムプロダクション」は、川名毅が当時「永福町黒帝会(永福町ブラックエンペラー)」のリーダーだった松嶋クロス(本名:松嶋重)に女性を集めさせてアダルト向け女優のプロダクションを作ったことに端を発します。
このアダルト向け女優のプロダクションは「マッシムプロダクション」と呼ばれ、後に川名毅が一般タレントを管理する「プラチナムプロダクション」に分けたそうです。
通称”六本木”とも言われるプラチナムプロダクションの現在の社長は瀧澤勉さんという別の人物ですが、裏で仕切っているのは画像中心にいる滝沢という人物のようです。一番左にはプラチナムプロダクション所属で自殺した上原美優さんのマネージャー・渡辺雅也もいます。
「貧乏アイドル」として注目された上原美優さんは2011年5月12日に自殺してしまいましたが、関東連合元リーダーの石元太一が当時関係を持っており数時間前に会っていたという。このマネージャー・渡辺雅也も元関東連合メンバーだと言われています。
また、プラチナムプロダクションに所属する売れないアイドルや女優は枕営業を普通にさせられているようで、アイドルグループ「PASSPO☆」のメンバーである槙田紗子さんがツイッターで暴露して騒動になりました。
川名毅はマッシムプロダクションを介して正道会館会長の石井和義さんと知り合い車の運転手を務める中で、石井和義さんが付き合いがあった”芸能界のドン”と言われるバーニングプロダクションの周防郁雄社長とも繋がり、周防郁雄社長のボディーガードを関東連合が務めています。
川名毅は周防郁雄社長に土下座をして付き人をさせて貰うことを頼んだようで、周防郁雄社長は”見込みのある若者”だと思い許したそうです。
川名毅は芸能界を知り尽くすドンである周防郁雄社長が誰と繋がっていて誰に頭を下げているのか、付き人をしながら芸能界の内情について深く学んだそうです。
その結果、六本木を拠点に芸能界のタレントたちを「酒、金、女、麻薬」を使って骨抜きにしていったようです。
「酒、金、女、麻薬」で芸能人を・・・
川名毅がオーナーをしているクラブ「alife」「フィリア」は遊び人の芸能人たちが利用する遊び場になっており、美女を使ってお金を落とさせ、麻薬を流していたようです。
川名毅はこれらのクラブから美女を調達して取り入りたい芸能人やスポーツ選手などにあてがい、虜にすることで常連にしていたようですね。
特にジャニーズタレントは利用者が多く、国民的ジャニーズグループ・嵐メンバーを始め、赤西仁を中心としたジャニタレメンバーは多く川名毅のクラブに通っています。
最近引退説でネットの注目を集めた嵐のリーダー・大野智さん。大野智さんも昔、麻薬(大麻)でラリっている姿が報じられた時はネット上で騒然となりました。
その他にも・・・。
赤西仁
嵐メンバー
市川海老蔵
伊藤英明
いしだ壱成
伊勢谷友介
ウエンツ瑛士
内田有紀
榎本加奈子
金子賢
窪塚洋介
小池徹平
酒井法子
佐々木希
武田真治
田村淳
中村獅童
広末涼子
宮沢りえ
などが客として来ていたようです。
信憑性のある話かどうかは不明ですが、川名毅が要人に対して接待を共用した有名芸能人の代表格は広末涼子さんだと言われています。
広末涼子さんの元旦那は関東連合メンバーだった岡沢高宏でした。
広末涼子さんは岡沢高宏と知り合う前に、川名毅のクラブでよく遊んでいたところ要人の接待を命令されていたと言われています。
他にも、関東連合と深い関係にある酒井法子や奥菜恵なども同様で、あの北川景子もその中に含まれていたと言われています・・・。
川名毅 逮捕
2015年8月15日午前5時40分頃に六本木で川名毅がタクシーの運転手から3万5千円を奪い、取り返そうとした運転手を殴るという事件が起こりました。
川名毅は当時お酒に酔っており、タクシーから降りたところ運転手の胸ポケットにお金が入っていたことから「運転手がなんでこんなに金を持ってんだ」と絡んで奪ったそうです。
それを取り返そうとして運転手が殴られたそうですが、ちょうど通りかかった別のタクシー運転手が事件に気づき通報し、川名毅は駆けつけた警察官に現行犯逮捕されたようです。
川名毅はこの事件により服役などはしていないようで、現在も六本木で不法行為を繰り返していたのでしょうか?
しかし、こんな小さな事件で捕まるなんて・・・とネットでは話題になりました。
石元太一 「市川海老蔵暴行事件」
関東連合の名が広く一知れるきっかけになったとも言える「市川海老蔵暴行事件」。2020年現在でも時々言及されることがあるくらいです。「市川海老蔵暴行事件」は2010年11月25日の午前5時5分頃に、西麻布にあるバルビゾン27という芸能人御用達の遊び場となっているビル11階のBAR「マーキス」で起こりました。
このバーは会員制で事前に連絡を入れないと11階にエレベーターが止まらない秘匿性の高さから芸能人がよく利用している隠れ家的なお店だという。
市川海老蔵さんは前日午後11時頃から同店で歌舞伎仲間と飲んでおり、深夜に仲間が帰ったことでひとりで飲んでいたそうです。
市川海老蔵さんは石元太一らと話が弾んだのか、お酒が進むとともにテンションが上がり、気分を良くして6階にあるダーツバー「フィオレット」に移動しました。
同店にはモデルの藤井リナさんが来店しており、市川海老蔵さんは藤井リナさんを口説き始めてしまいます。
実は藤井リナさんはたまたま同店にいたわけではなく、当時石元太一と交際していたようで、恐らく一緒にバビルゾン27に来ていて別行動していたのでしょう。
そんな事情を知らずに石元太一の彼女である藤井リナさんを口説き始めた市川海老蔵さんですが、当時小林麻央さんという嫁がいたため藤井リナさんは「奥さんいるじゃん」と突っぱねて帰ってしまったそうです。
石元太一にとってはただでさえ目の前で彼女を口説かれて怒りを覚えていたと思いますが、すでに酔っ払っていた市川海老蔵さんはこともあろうに石元太一らに当り散らすようになります。
市川海老蔵さんと石元太一らメンバーは再び11階のバー「マーキス」に戻り飲み始めたようですが、市川海老蔵さんが余りに手がつけられなくなってきたのか、石元太一はうんざりしたように俯いていたのかもしれません。
市川海老蔵さんは下を向く石元太一さんの髪の毛を掴み、「寝るんじゃない、大丈夫か?」と介抱するような素振りを見せながら、灰皿にテキーラを注いで無理やり飲ませようとしたり、頭からお酒をかけたという。
この市川海老蔵さんの”灰皿テキーラ”に怒りが爆発した伊藤リオンが殴ってしまい容赦なくボコボコにしてしまいました。
伊藤リオンは関東連合の中でも最強と囁かれるほど喧嘩が強く”黒い狂犬”と呼ばれていますが、市川海老蔵さんは必死で謝っても殴られ続けたため命からがら非常階段を使ってビルから脱出し、タクシーで自宅に逃げました。
自宅に血みどろで帰宅した市川海老蔵さんは嫁の小林麻央さんの110番通報により病院に救急搬送され事件が明るみになりました。
市川海老蔵さんが負った怪我は重く、会見で以下のように報じられました。
前頭部左側頭部打撲、左上顎骨粉砕陥没骨折。それによる三叉神経の知覚障害と上顎洞血腫、左眼球打撲による結膜下出血。2本の前歯の骨折。内臓打撲による血尿などの全身多発外傷で全治2カ月と診断
石元太一はこの「市川海老蔵暴行事件」の後に週刊誌で事件についてインタビューに答えていますが、「海老蔵さんは今でも許せない」と語っているほか、市川海老蔵さんから示談金などは受け取っておらずむしろ仲間の弁護費用で数百万円の赤字だったそうです。
見立真一 「六本木クラブ襲撃事件」
「六本木クラブ襲撃事件」は2012年9月に六本木にあるクラブ「フラワー」に見立真一ら数人が金属バットを持って襲撃し、飲食店経営の男性を人違いで撲殺してしまいました。
この見立真一が統率していた頃の関東連合は川名毅が統率していた第二世代に続く第三世代だと言われており、川名毅のようなクラブ経営などではなく飲食業や不動産業など仕事を持っているメンバーら約50人により結集していたグループのようです。
この「六本木クラブ襲撃事件」には石元太一も共犯として逮捕されましたが、「犯行に参加していない」として裁判中はずっと無罪を主張していましたが、15年の懲役が下りて現在拘留中の身となっています。
石元被告は暴行には参加しておらず、実行犯で関東連合OBの男性に電話しただけと主張したが、河合健司裁判長は「襲撃は計画的かつ迅速に行われ、石元被告人も十分予測していた」として、1審の懲役11年より重い懲役15年を言い渡した。
これで闇社会に蔓延る質の悪いアウトローがひとり社会的に抹殺されたわけですが、肝心の首謀者である見立真一は事件後すぐに海外に逃亡しており、国際指名手配が敷かれる事態となっていますが、現在まだ逮捕に至っていません。
まとめ
現在も芸能界で強い影響力を持ち、有名芸能人を多く輩出する芸能事務所プラチナムプロダクションは関東連合元リーダーの川名毅が発起人であり、女性芸能人には接待をさせるなど闇の深い事務所であることが分かりました。
「六本木クラブ襲撃事件」を経て首謀者・見立真一以外の主要メンバーが逮捕されて、2013年には関東連合がほぼ壊滅状態となりました。
それでも伊藤リオンなどは沖縄で暴れていたことが話題となるなど、まだまだ関東連合の残党は活動を続けているようです。
それに関東連合と芸能界との関係も今まで言及されています。
果たして、見立真一が逮捕される日は来るのでしょうか?