フワッティーとは、企業ではなく一般のユーザーが作成したフリーゲームです。ダウンロードさえすれば、誰でも無料で遊ぶことができます。その手軽さゆえ口コミなどで評判を集め、なんと実写映画化まで実現させました。
ホラーテイストな絵柄ながら、どこか愛しい風貌のフワッティーは多くのプレイヤーから愛されるキャラクターとなりました。実写映画版でもゲームの容姿を忠実に再現しており、ソーシャルメディアを中心に話題を呼びました。
フワッティーの概要とは
写真:niconico
フワッティーは有志が作成した完全オリジナルフリーゲームです。
ある森に訪れた青年が主人公で、フワッティーと呼ばれる不気味な生物から逃げ延びることを目的としたゲームとなっています。
フワッティーという名前の由来は某ゲームに登場するモンスターだと言われており、体型が似ていることからはんぺんと呼ばれることもあります。
写真:bokete
写真:Dr.Wallet
同じくフリーゲームで登場する青鬼の派生とされていますが、
写真:雑な談話ブログ。略して雑談ブログ。
そこまで怖い外観にはなっておらず、見慣れてくると可愛らしく見え始めることから、多くのユーザーから愛されているキャラクターです。
ゲームの操作はマウスやキーボードを使って行います。複雑な操作はなく、追いかけてくるフワッティーから逃げることが目的となります。行動パターンは様々で、物凄いスピードで一直線に駆け抜けてくる場合もあれば、一旦ストップして油断させておきながら、再び猛ダッシュで追ってくるなど、プレイヤーの思考を惑わせる妨害をしてきます。
フワッティーに触れてしまうとゲームオーバーとなるため、とにかく一切触れないよう注意しながら逃げる必要があります。
写真:団長のまったりBlog
フワッティーは一体のみならず、大量に出現する場合もあるので、初めてのプレイで完全に逃げ切るのはゲームが得意なプレイヤーであっても至難の業と言えるでしょう。この難易度の高さもフワッティーが愛されている理由の一つです。
フワッティーは実写映画化されている
写真:RSSing.com
人気はゲームの中だけに留まらず、とうとう実写映画化までされることとなりました。
登場する映画は青鬼の実写映画版第二作目で、青鬼と共に登場します。
写真:ガジェット通信 GetNews
ゲーム版と同様に猛ダッシュで主人公たちを追いかけてくるわけですが、スピードは少し抑えめです。
写真:ホラー通信
また、見た目は可愛くデフォルメされており、女性からの支持も多く受けています。
写真:マイナビニュース
ダッシュ後は急ブレーキができず、壁に激突する描写もあるなど、ドジな一面も垣間見えるシーンがあります。
他には複数のフワッティーと合体して大きくなったり、体からスライムのような効果音がすることから、はんぺんというよりはスライム状のモンスターなのではないかという憶測を呼んでいます。
写真:viewvideo.ge
実写映画は終始ホラーテイストで描かれており、青鬼に追いかけられるシーンは息を呑む連続です。そんな映画において癒やし系の見た目とも言えるフワッティーの登場は、視聴者へより鮮烈なイメージを植え付けることとなったでしょう。
実写映画化の成功により、フリーゲームのダウンロード数が大幅に伸びて知名度が向上したことは当然ながら、他にスマートフォンケースやキーホルダーなどグッズ化されることも多くなり、日本中でブームを巻き起こしました。
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フリーゲーム自体もバージョンがいくつかリリースされており、フワッティーの躍進は留まることを知りません。
まとめ
写真:YouTube
フワッティーは有志の作成した無料で遊べるフリーゲームでしたが、その不気味ながらも可愛らしいキャラクターが受け、実写映画化されるまでの人気になりました。
映画版でもゲームと変わらない魅力と怖さが表現されており、多くの視聴者を釘付けにしました。キーホルダーやスマートフォンケースなどのグッズにも使用されるようになり、単なるフリーゲームのキャラクターという域を超え、日本中で愛されるキャラクターへと躍進を遂げたのでした。