少女時代、気になる男子が現れればすぐに「もし彼と結婚したら……」と想像していました。「付き合ったら」ではなく即座に “結婚” だったのは、無邪気さゆえの憧れでしょう。結婚ってそんなに簡単じゃないことを知ってしまった現在(いま)は少し悲しいですね。そんな少女たちの秘めたる妄想をドーンと形にしてしまったのが「りぼん」8月号です。
少女マンガ誌「りぼん」(集英社)で連載中の黒崎みのりさんの「初×婚(ういこん)」と結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルートマーケティングパートナーズ)がコラボしました。「りぼん」8月号(7月3日発売)にゼクシィ編集部監修のミニ婚姻届が付録として付くほか、「りぼん」8月号と「ゼクシィ」8月号(6月23日発売)が表紙でコラボしました。
ミニ婚姻届「『初×婚』オリジナル!ミニ婚姻届 SUPPORTED BY 『ゼクシィ』」は、好きな相手や理想の結婚式プラン、ドレスなどについて記入することができるオリジナルの“妄想”婚姻届(※実際に婚姻届として使うことはできません)。黒崎みのりさんの描き下ろしイラストがデザインされています。最も重要な “夫になる人” の名前の記入欄。見本には「芸能人や『りぼん』のキャラクターでもOK」とあります。
結婚式のスタイルや、婚約指輪の種類、ブーケやケーキのデザインを選べる仕様で、各項目の選択肢は「ゼクシィ」編集部が監修した最新の結婚式情報が反映されてます。小中学生には少々刺激が強すぎやしないか?と思う人もいるでしょう。「りぼん」において“婚姻届”をテーマにした付録は、担当者によると『異例』だといいます。
「初×婚」は、2019年から「りぼん」で連載中。マジメ女子の高校生・倉下初(くらげ・うい)と、超高性能なマッチングシステムでパートナーに選ばれた鮫上紺(こうがみ・こん)の結婚を前提にした恋が描かれています。コミックス最新3巻が6月25日に発売されました。
また、「ゼクシィ」7月号(2020/5/23(土)発売)に、槙ようこ先生の描きおろしイラスト付き『愛してるぜベイベ★★婚姻届』が付いてきました。結平とゆずゆが、結婚する2人をお祝いするデザインになっています。さらに婚姻届の裏側は、マンガの名シーンが描かれており、りぼんっ子だったあの頃の思い出が溢れる特別なデザインです。
「愛してるぜベイベ★★」は、「りぼん」で2002~2005年に連載。17歳の片倉結平の家にある日、5歳のゆずゆがやってきて、結平が保護者になることに…という展開です。青春ラブストーリーでありながら母と子を巡る問題など幅広いテーマを描き、人気を集めました。2004年にはテレビアニメ化もされました。