6月29日、女優の二階堂ふみさんが自身のインスタグラムを更新。ジャックラッセルテリアの「ゾイ」と、柴犬の「ジジ」、2匹の愛犬との写真を公開しています。また二階堂さんは犬猫の繁殖、販売業に対する「数値規制」について問題提起をしたところ、賛同の声が続々と上がっています。
今回のインスタでは、愛犬2匹とセルフ撮影をした写真とともに、《わが家のゾイは繁殖犬でした》と〝子犬を産むためだけに飼育されていた犬〟だったことを告白している二階堂さん。そして、まもなく素案が示される数値規制について言及しています。
昨年6月、約7年ぶりに動物愛護法が改正され、飼育環境は大きく改善。今回の数値規制とは、その法に則って、施設の構造や、親の繁殖回数の上限などについて具体的な基準を定めるもの。
素案に先掛けて各業界団体が私案を示していますが、中には親を飼育するケージのサイズを「高さ:体高×1.3、幅:体高×1.1」とするものもあります。
これに対し、二階堂さんは《身動きも取れません。決まってしまうと次回の改正まで、彼らを苦しめ続けてしまいます》とつづり、画像を引用しより高い水準を求め、環境省宛てのメールアクション等の協力を呼び掛けています。
さらに、《ペットショップに並ぶ子犬や子猫はどこから来たのか。知ること。考えること。そしてアクションを起こすこと》と、ペットショップの存在に疑問を呈しています。もはや、ペットはショップから購入するのではなく、保健所等から責任を持って譲り受ける時代。
近年では、杉本彩さんが『公益財団法人動物環境・福祉協会Eva』を設立、ローラが里親探し団体『UNI project』を運営したりするなど、芸能人の中でも声を上げる人が増えています。
他にはサンシャイン池崎さんや中尾明慶さんは、自身が里親になるだけでなく、保護施設にてボランティア活動もしているそうです。
一方でペットショップで購入する様子を堂々とテレビで流し、ペットショップに売り上げ貢献している芸能人の中にはいるようです。
指原莉乃さんや社会学者の古市憲寿氏、女医の西川史子さんなどはその例だとし、西川さんはというと、愛犬となった『ティーカッププードル』の購入時のエピソードとして『160万円を120万円にまけてもらいました』などと〝金持ち話〟を鼻高々に披露。
2015年に放送された『HKT48のおでかけ!』(TBS系)内で、指原さんはペットショップ巡りを敢行し、「マンチカン」に一目ぼれし購入。
古市氏は2019年10月に放送された『徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました』(日本テレビ系)での企画で、「アメリカンショートヘアー」と迷った揚げ句、指原とおそろいの「マンチカン」を購入。
この際、視聴者から、《社会学者を自認するなら、保護猫をもらい受けなきゃ駄目じゃない?》《ペット産業を問題視する人が増えてるのに、平気でこんな仕事受けるんだ》などと、問題意識の低さに批判の声が続出。番組制作側にも失望の声が相次いでいました。
2019年3月、元2ちゃんねる管理人の〝ひろゆき〟こと西村博之氏は、自身のYouTubeライブ配信で、「(ペットショップで)売れなかったときに保健所で殺す、ということをやっている業界にお金を払っているので、ペットショップでペット買う奴って基本的にみんな人間のクズだなって思ってる」「(ペットショップという)システム自体が違法になればいいと思っている」などと、業界と利用者を過激な表現で痛烈に批判しています。
今回、二階堂さんも声を上げた動物愛護問題。今後ますます注目が集まりそうです!
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