新型コロナウイルスの感染拡大が現在も終息の目処が立たない中、症状があることを隠したまま外に出ている方も残念ながらいます。最近になり、結婚式を控えている新郎にウイルスの症状が出ていたにも関わらずそのまま式を決行したことで2日後に死亡、さらには100人を超える参加者が感染するといった大クラスターが起こったとされています。
新郎が新型コロナウイルスの症状を隠したまま結婚式を決行し…?
それはインドでの出来事。6月15日にとある夫婦が結婚式を行ったものの、新郎が新型コロナウイルスの症状が出ていたにも関わらず式を決行したことが社会問題になっています。新郎はその2日後に死亡、さらに111人の結婚式または葬儀の参列者に陽性反応が出たことで大クラスターとなってしまいました。
医師らによると、新郎は検査の前に火葬されたことで「新郎が感染源かどうかは不明」と明かしているようですが、結婚式の前から症状が出ており、入院をしていたということなので、新郎が感染の事実を知っていながらも結婚式を強行したことは間違いありません。ちなみに、結婚式を決行したのはどうやら家族のようで、いまだ症状の残る息子を無理やり退院させたといいます。
新婦側の親族は全員陰性であるものの…?
現地当局によれば、花嫁を含む親族は全員陰性だったとのことですが、現在新型コロナウイルスの感染拡大が著しいインドでは拡散防止のため、結婚式の参列者は50人まで、葬儀の参列者は20人までという規制を設けているようです。しかし、該当の結婚式はこれをガン無視したことになります。
それだけに現地当局はソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の規則に違反した疑いがあるとして現在も捜査中とのことですが、結婚式というおめでたい日となるはずがクラスター感染を起こしただけではなく、当事者が亡くなってしまうという何とも縁起の悪いことが起こってしまいました。
まとめ
このように、新型コロナウイルスの終息を待たずに結婚式を決行したことで思わぬ悲劇に見舞われた今回のケースですが、まず家族が息子を無理やり退院させたことには理解に苦しみますが、ウイルスに感染してしまった感染者、さらに残された新婦のことを考えると実に居たたまれないですね。