志村けんさん(享年70)が新型コロナウイルス感染により急逝してから3ヵ月。没後ほどなく、その愛車2台が 売りに出されて話題となっていましたが…。
「う~ん……そんなん、わざわざ言うことやない(苦笑)。でも、隠すことでもない。師匠のクルマを買ったのは事実です。まだ手元に来てないですし、待っている段階ですね。納車の具体的な時期は決まってないです。コロナのこともあるけど、早ければ来月くらいに来るんかな~」
こう話すのは、お笑いコンビ『千鳥』の大悟(40)さんです。
「ロールス・ロイス」はファンの一人が購入したことをすでに 報じられていますが、今回、もう1台の「キャデラック・エスカレード」を志村さんの〝最後の愛弟子〟大悟さんが引き取ることが判明。購入金額は約500万円で、すでに納車の準備が始まっているという。
天国の師匠が笑うてくれていたら……それしかない!?
「実はコロナで、志村さんと一緒に行っていたご飯屋さんに顔を出せてないんですよ。だから変な話、まだ亡くなったという実感がない。よく飲みに行っていたバーとかに行けば、師匠がいないなとか思うかもしれませんけど、なんか今は… 気持ち的には全然かな。僕としては、この先何しても、(天国の)師匠が笑うてくれていたら… それしかないです」
多いときは、〝週に8回〟のペースで志村さんと飲みに行っていたという大悟さん。やはり、師匠の愛車を受け継ぎたいという「師弟愛」があったのでしょうか…。
「いや、そんな美談じゃないです。家にはクルマもないし、いつかクルマを買うならというのもあるし。どっちにしても誰かが買って乗るんでしょうから、だったら自分の家に置いとこうかなと」
しかし、大悟は志村さんと同じく、クルマの免許は持っていなかったはず。運転は誰がするのでしょうか…。
「たぶん、嫁が乗ると思います。まだそこまで考えてないです。師匠のロールス・ロイスが別の方の手に渡ったのを見て、それならキャデラックを自分が買おうと思っただけなんで」
志村さんの没後、大悟は師匠との思い出をメディアでほとんど語っていませんでした。キャデラックを購入したことも、自分から話すつもりはなかったのではないでしょうか…。
「そうそうそう。別に言うほどのことでもないけど、こうやって聞かれて、いや買っていませんと嘘つくようなことでもない。もうホントに、記事になるような話じゃないですから」
取材記者にも、今日はもう追っかけてこないでねと言った後、近くの繁華街に消えていった大悟さん。その後ろ姿には、心なしか志村さんの面影が重なったようでした。
師匠も絶対喜んでくれてる⁉ 志村さんの車も幸せ…素敵な師弟愛…
今回のこの報道にも多くのコメントが寄せられていますが…
《きっと志村けんさんも歓んでいるだろうね。免許なくても車を引き取りたいって 奥さんからしたらキャデラックなんて運転したくないだろうけど笑)素敵な師弟愛だと思う》
《大悟は軽い感じで答えているけど、やっぱり志村けん師匠の車だから買ったんだよね。だって免許がないのに買ったんだよ??師匠も絶対喜んでくれてると思う。大悟ってこういうところが大きな魅力の一つだと思う 》
《大悟君、なかなか粋な事をするではありませんか。志村さんが、どんなリアクションをするか想像しています》
《やっぱり大悟さんの粋なところですよね。値段じゃない、志村さんの車も幸せだと思う 》
等など、師匠の車を引き継ごうという大悟さんの師弟愛への称賛の声が多くよせられているようでした。