写真集については人によって関心の方向も違い、人物への好みも違うことがあるので共通するとらえ方というのは難しいと思われます。
しかし有名な写真家が撮ったものは話題になり、写真集の売り上げ部数も一気に上がると言われています。
過去に売り上げランキングも発表されていてなるほどとうなずける部分もあり、その際にはその時期として旬な芸能人が取り上げられていて当時それなりの魅力を持っていたと見られ、全国的に見ても傾向は同じととらえることが出来ます。
◼︎1980年代から1999年にかけてのものでは
写真集の在り方も過去、ペーパーの媒体で販売されていたものですが、現在においては時代も変わり、関心のあるアイドルやタレント、芸能人やモデルは露出度が多くなるに従ってGoogleの画像検索やPinterest 、Instagramなどで検索をかけることで簡単に探すことが出来ます。
個人のみでこれを使う場合は著作権違反にもかからないので自由に静止画として保存することもできます。
過去のペーパー媒体の写真集の時代では1991年篠山紀信撮影の宮沢りえのSantaFeが不動の1位になっていて約155万部売り上げています。当時は力士との婚約発表があったり、本人がハーフで有名でもありママも同時に有名になりました。
歴代2位は1997年菅野美穂のNUDITYで約80万部、3位は1991年樋口可南子のWaterfruitで約55万部売り上げているようです。
4位は1992年島田楊子のKirRoyal で約55万部、5位は1993年川島なお美のWOMANが約55万部、6位は1996年広末涼子のH + R 2冊合計で約48万部、7位は1995年高岡早紀のOne,two,threeで約47万部、8位は1986年南野陽子の陽子をひとりじめで約43万部、9位は1998年葉月里緒奈のRIONAで約40万部、10位は1993年石原真理絵のMarieで約35万部となっているようです。
写真家の知名度と実力、それにテレビや映画での露出度からその当時の人気の度合いによって売り上げ部数に結び付いたと考えられます。
◼︎2000年以降の写真集については
2000年以降では2017年に発売された乃木坂46の白石麻衣の写真集パスポートが21世紀最大のヒットと言われているようです。アイドルグループの一員でありながら女性ファッション誌の専属モデルでもあるとされています。2020年の現在でも、白石麻衣の写真集の販売部数を超える記録はないようです。同じく乃木坂46の若月佑美の初写真集パレットが2017年11月7日に発売された時、11月の週間本ランキングで9位、ジャンル別写真集で1位を獲得したと報じられたこともありましたね。やはり歌って踊れるのは特権でもあり魅力の対象として注目されることになりますし身近な存在として愛着も持たれます。後からタレントや芸能人、アイドルや女優など次々と生まれて来ることもあって写真集も多く発売されその人気や売り上げ部数も刻々と変化しています。従ってとらえる時期によって内容は変わり、一定した基準というようなものは見られないと思った方が良いかも知れません。
Amazonの最近の売り上げランキングでは乃木坂46の与田祐希、寺本莉緒、田中みな実、永野芽郁などの名前が挙がっており、アイドルグループの人気が高いと見られます。今後の写真集の候補とし乃木坂46の秋元真夏やゆきぽよ、高田秋の名前も挙がっているようですが、販売部数を伸ばせるのかどうかについては確証は持てません。
◼︎まとめ
写真集の売り上げ部数では1991年当時モデルかつ女優でもあった宮沢りえのSantaFeが歴代1位になっています。
篠山紀信も写真集では著名な写真家として知られ常に注目を集めていました。従って宮沢りえ本人も売り出し中でありこの時期として写真家とも関わって旬な写真集が誕生することになったと捉えることが出来ます。
2000年以降はインターネットの発達と検索機能の充実で画像検索を始めPinterest やInstagramからも女優やタレント、モデルにアクセスできるようになり媒体もデジタルのものになって、ペーパー媒体の写真集の在り方も変わって来ています。でも最近では写真集にフォトカードなどを特典で入れたりすることもあって、またどうなるかは分からないのでしょう。