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錦織圭選手の進化の起爆剤となったのがマイケルチャン氏の教えを受けたからだともいわれています。まだ錦織圭選手は世界ランクでトップテンに入るまでに行かなかったぐらいの時にマイケルチャン氏にコーチを要請して、これによって大きく変化をすることが出来たともいわれています。何を指導されどう変わったことで、世界でトップファイブに入るまでになったのかについて下記に記していきます。場合によっては世界一ともなるかもしれない可能性が出てきたのはマイケルチャン氏の指導あってのことだったようです。
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◼︎徹底した反復トレーニングで技術を習得
マイケルチャン氏は選手時代は世界ランク2位までになった選手です。グランドスラムも獲得していて、175cmという身長の低さというハンデを跳ね返してここまでに登りつめた選手でした。その努力は並大抵のものではなかったのでしょう。そして、その習得した技術や知識、経験を錦織圭選手に叩き込んだと言われています。技術面では徹底した反復練習が取り入れられたといいます。既にプロとして世界でトップレベルにまで達している錦織圭選手でしたが、この反復練習で基礎から叩き込まれたということになったようです。
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フォームから変えていくこともしたようですから、これは大きな決断だったでしょう。何しろ錦織圭選手はシングルランキングではないにしても、既に世界で通用するトップレベルにいた選手です。その選手が基礎の根底の部分のフォームを変えるという事は、大きなリスクを伴うことになります。それまでの練習を否定することにもなるわけですから、それを実行したということに二人の凄さがあります。既に日本ではトップでしたし、世界でもそこそこまでは戦えるわけですから、それすら出来なくなる可能性もあったわけです。ですが、フォームを変えて徹底した反復練習によって、それをマスターしてしまいます。それによって世界でシングルランキングに入ってきました。
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◼︎メンタルも徹底して鍛えられた
プロの世界ともなると技術の差はほとんど変わらないような状況になっています。では勝ち続ける選手と勝てない選手とではどこが違うのかというとメンタルだということを指摘する人も多くいます。そして、これを指導できるのは、実際に勝った人だけということになるのかもしれません。これが出来たのがマイケルチャン氏です。マイケルチャン氏は選手時代に技術力が高いことはもちろんですが、圧倒的に精神的に強いということも言われていました。特にラリーになった時にこの精神的な強さが出ていたようです。体が小さいわけですから、サーブでは不利ですから、ラリーで得点をしていくしかないわけですが、体が小さいとラリーも基本的には不利なので、それをカバーしたのが精神力というわけです。これを錦織圭選手に叩き込んだというわけです。錦織圭選手もラリーはかなり強いものがありましたが、マイケルチャン氏がコーチになってからは、さらにその強さに磨きがかかっているようなところがあります。しかも、競った場面で強いという事が数字となって出てきてもいます。錦織圭選手はフルセットになるようなもつれた試合では圧倒的に勝っているという数字が出ているのです。これがメンタルを鍛えた成果だといってもいいでしょう。ここぞという場面で力が出せるようになったのです。
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◼︎まとめ
錦織圭選手が世界でシングルランキングに入るほど進化したのは、マイケルチャン氏という優れたコーチを獲得したからだと考えられます。マイケルチャン氏は選手時代の実績もあるので、言葉にも重みがあります。徹底した反復練習とメンタルトレーニングによって錦織圭選手は鍛えられていきました。フォームを変えるという一大決心をして、それを成し遂げて世界のトップに駆け上がりました。そして、これからさらに頂点も目指していけるかもしれません。