秋元康がプロデュースするアイドルグループといえばnmb48ですよね。
確かに知名度ではakb48に一歩譲りますが、nmb48も負けてはいません。2010年に結成されてからは大阪難波にある「NMB48劇場」を拠点に関西で活動しています。
しかしアイドルグループに疎い方からみるとakb48とnmb48は同じようなものだとか、拠点が違うだけでしょう。と思ってしまうかもしれません。
しかしakb48とnmb48は、同じですが違うんです。何を言っているかわからないかもしれませんが、ここではエピソードを交えて説明しましょう。
写真:stage48.net
◼︎nmb48は、akbの支店だった!
写真:jm511.deviantart.com
アイドルグループの違いを知るにはやっぱりファンに聞くのが一番ですよね。
akbやnmbのファンらは、akb48を本店、nmb48を支店と呼んでいます。
なぜファンらは、本店や支店と呼んでいるのでしょうか。それは「◯◯48」とつくグループは、すべてakbグループに属しているからです。
nmb48以外にも名古屋を拠点とするske48、福岡を拠点とするhkt48、新潟を拠点にするngt48、インドネシア・ジャカルタで活動するjkt48、タイ・バンコクで活動するbnk48、瀬戸内海に面する7県を拠点とするstu48があります。
ズラッと並べると多くのグループがありますが、全部akbグループに属しており、最初にできたakbを本店、それ以外を支店と呼ばれています。
会社の本店や支店と言えば、移動や人事交流がありますよね。もちろんakbとnmb48など他で移動や交流があるんです。最もよく知られているのが「akb選抜総選挙」ではないでしょうか。
このイベントは、akb48のシングル曲のメンバーを選抜する総選挙です。
被選挙権はakbグループに属するメンバー、そして有権者は対象CDを購入したファンです。総選挙で選抜されるとakb48のシングル曲に参加できるという特典があります。
nmb48は、大阪難波のNMB劇場を拠点に定期公演を行いますが、ほとんどの演目はakb48と同じです。またakbグループに属しているため、本店のakbイベントには全ての「支店」が参加します。
写真:intlwota.com
◼︎でもやっぱり違う!ボケたらコケるnmb48!
写真:syncmusic.jp
nmb48は、akbグループに属しているため、広い意味では同じグループです。しかしやっぱり違うところもあるんです。
それは、大阪・関西という地域文化の影響を受けていることでしょう。
メンバーの山本彩さんいわく「メンバーがボケるとコケる!」という暗黙の了解があるといいます。
まるで吉本新喜劇のように大げさに、ズコッ!とコケることで劇場やライブに訪れたファンらに喜んでもらおうという取り組みなんですね。これは、akb48や他のグループでは絶対に見られない大きな違いといえるでしょう。
またアイドルグループと言えば、歌やダンスが命!と思われるかもしれません。しかしnmb48は、歌やダンス以上にMCを大切にしています。いわゆる喋りで会場を盛り上げようという意欲に燃えており、ファンも負けじと大爆笑で返すなどライブ会場の雰囲気を大切にしています。
恒例のファンとの握手会でも他のグループとは違うといいます。
例えば、山本彩さんは、野球のベースのような輪郭をしているため「いつも点取るときに踏みつけてゴメンな」とファンからボケられると「誰がホームベースやねん!」と突っ込むというやり取りもあると発言しています。
nmb48は、ダンスのキレとセクシーさに加えて笑いやMC力を持つグループとして知られており、総選挙でも上位に入るメンバーも多数いますが、akb48とはかなり違っていますね。
写真:cultmontreal.com
◼︎まとめ
nmb48は、akbグループに属する支店ですが、その他のグループと違った特色もあります。
活動拠点が大阪難波を中心にした関西であり、キレの良いダンスや歌だけでなく、笑いやMCにも力を入れており、握手会でNファンのボケに対して突っ込み返さないといけないという厳しいルールがあります。
akbグループに属しながらも大阪や関西に根ざすことで、他とは違う個性が育まれているのです。
これからも、特色あるnmb48に期待したいですね。