政治ニュースの裏を読むには、複数の情報源を確保して見比べることが大切です。何故一つだと良くないのかというと、それだと裏に読むことが出来ないからです。政治のニュースの場合は、さまざまな人の思惑が溢れた結果がニュースとなって出てくるので、一つのモノだけを見ていても真実を探し出すことは出来ません。まして、そのニュースの裏にある事はなかなか見抜くことは出来ないでしょう。ですが、複数の情報源があれば、さまざまな情報を比較して検討することが出来るわけです。
情報は比較検討することでより深く理解できることが出来る
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政治のニュースに限らす、ほとんどの情報は比較検討をすることで深く見ることが出来るようになります。例えば、車を買いたいという時に車の情報を一つの会社の車だけを取り寄せて見るだけで済ますでしょうか。おそらくはほとんどの人が複数社の車の情報を取り寄せて燃費を比較したり、性能を比較したりするでしょう。これと同じようなことが政治ニュースについても言えるのです。
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政治のニュースはどこも同じと思っている人もいるかもしれませんが、実際に何でもいいので取り寄せて比較してみるといいでしょう。全くといっていいほど違うはずです。これは、各社が独自のフィルターを持っているからです。そのフィルターを通して見ると同じ情報源であっても全く違うものが出てくるということが分かります。また、場合によっては情報源が違うということもあります。そのため、似たようなニュースであっても全く違うわけです。例えば、今回の衆議院選挙で与党が圧勝した場合でもある報道機関は与党の圧勝と伝えますし、別の報道機関は野党の惨敗と報道するところもあります。さらには、民意が反映されなかった選挙とまでいうようなところまであるのです。同じ選挙結果を見ても報道するところによってこれだけの差があるのです。とすれば、一つの報道だけを見ていてもなかなか深くは見えないということが分かるでしょう。
報道機関も正確には公平中立ではない
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日本は報道機関は公平中立だということを信じている人も多いのですが、実はそうではありません。報道機関といえども利益団体ですから、さまざまな制約を受けていて、完全に公平中立ではないのです。それに加えてこれまでの歴史というものがありますから、偏光した考え方で報道されることの方が多いということもあります。日本は報道の自由がかなり昔から保障されているので、これをなんでも言っていいと勘違いしているところもあります。そのため偏向的な報道は日常茶飯事ですし、場合によってはねつ造するようなこともよくあります。最近ではこのねつ造によって、大手の新聞社が記者会見を開いて詫びるというようなことまで起きています。ですから、基本的に一つの報道機関のニュースだけを見ていても完全に公平中立なものは出てこないと考えるべきです。
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となると、公平中立な情報を得るためには複数の情報を獲得して、それを比較して検討していくしかありません。比較するとおかしいところが明確になっていきます。何故このことはある新聞では報道しているのに、この新聞は報道しないのかと考えるようになります。すると、そこにある報道機関の裏の考え方も分かってくるわけです。そこには報道機関が隠したい、若しくは表にしたくない情報が隠れているということが見えてくるというわけです。
まとめ
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全ての報道機関は公平中立ではないので、真実の情報を知るには複数の情報源を獲得して、その情報を比較検討していくしかありません。そうすることで、報道機関が何を考えてどういうことをしようとしているのかということも見えてくることになります。あるところは伝えていることをあるところは伝えていないというのであれば、それが隠したい情報となりますし、こちらの解釈とこちらの解釈では全く違う場合にはどちらが正しいのか自分が考えることが出来るようになります。