5月27日、女優の柴咲コウさんが自身のツイッターを更新、以前から発信していた種苗法改正案について改めて言及。この投稿は6月2日正午の時点で、1万6000万回以上リツイートされ、6万件を超える“いいね”が押されています!
柴咲さんはツイッターで「事実とは異なる投稿、捏造、誹謗中傷、脅迫行為、ミスリードしさらなる事実誤認した記事の作成元に関しては法的措置も検討しています」と訴えています。
文章の載った2枚の画像を掲載し、次のようにつづっています….
「意見を言うことは、誰にも平等に与えられた権利です。賛成、反対だけでなく、その間にある声も聞きながらベストを探っていく。その時間が必要だと思うのです」
ADVERTISEMENT 「伝統野菜を作っている農家さん、家族でこだわりを持って営んでいる農家さんが、未来に笑顔で仕事ができるように祈っています」
「私は完璧な人間ではないので誤字脱字ミスも起こします。適切でないものは今回のことに限らず気づいた段階で削除し言い直したり更新しています」「様々な人が健全にオープンに物事を語り合える高尚な社会をこれからも期待します」
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柴咲さんは健全な議論が尽くされることの重要性を訴えています。
— Ko Shibasaki 柴咲コウ (@ko_shibasaki) May 27, 2020
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このような投稿がされた事の発端は、柴咲さんによる4月30日に投稿された「新型コロナの水面下で、“種苗法”改正が行われようとしています。自家採取禁止。このままでは日本の農家さんが窮地に立たされてしまいます。これは、他人事ではありません。自分たちの食卓に直結することです」と記し種苗法改正へ懸念。
この投稿はネット上でも種苗法改正案についての議論が高まり新聞でも取り上げられました。その後、このツイートは削除されています。そして5月20日、自民党の森山裕国対委員長が、今国会での改正を見送る方針であることを公表。
自民党参議院議員の小野田紀美氏は種苗法の改正についてツイッターに、「今回の種苗法改正。『外国企業による農業支配』とか『日本の農業を壊す』とか一部で言われているようですが、全くの誤解」「【外国にパクられ流出している日本の農産物を守る】ために現行法の穴を塞ぐ改正です」と投稿。
一部生産農家からは『新品種を作った人の権利を守るのは当然。日本で作出された果物の海賊版が海外で勝手に栽培、販売される現状を正してほしい』などの声もあがっていました。
そして20日の毎日新聞には“『種苗法改正案』今国会成立を断念へ 柴咲コウさんの懸念のツイートで慎重論拡大”と報じられています。
国会での法案成立は見送られることとなりましたが、今もなお議論が交わされている場があるようです…..
柴咲さんは27日の投稿の前に、自身のユーチューブチャンネルの動画を更新。
‟発酵食品作りシリーズ”の第2弾として、味噌作りを紹介。柴咲さんが取り組む“丁寧な暮らし”を紹介するもので、普段はファンからの絶賛コメントが多くみられるのですが、現、種苗法改正にまつわるさまざまな人たちからの意見や、かなり過激な言葉も書き込まれる事態に。
柴咲さんといえば自身が立ち上げた会社で食品のプロデュースも行っています。「種苗法改正」懸念ツイートは食や農業についての関心の高さからの発信となったのでしょう。これ以上、議論がヒートアップしないよう願いたいものです。