女子プロレスラーの木村花が5月23日に急逝、日頃から多くの誹謗中傷に悩まされていたことが明らかになってから、彼女が生前出演していた「テラスハウス」側に多くの批判が寄せられています。そんな中、番組スタッフ側が撮影の裏側を暴露したことが波紋を呼んでいます。
木村花プロフィール
本名: 木村花
生年月日: 1997年9月3日
出身地: 神奈川県
身長: 164cm
テラスハウスのスタッフが撮影の裏側を暴露!
木村花が5月23日に亡くなったことで、誹謗中傷に対する大きな批判が集まっている中、その矛先が「テラスハウス」側に向かっていますが、番組スタッフとみられる方が撮影の裏側を暴露したことで波紋が広がっています。リアリティ番組にも演出というものは存在するようです。
「台本はありません」とスタッフが豪語するも…?
このようなリアリティ番組には「台本があるのではないか?」と少なくとも思われがちですが、番組の元スタッフいわく「テラスハウス」には確実に台本はないとのこと。しかし「ストーリーは作っていた」とのことで、「共同生活」を売りにしていたのにも関わらず、出演者は週に2~3回集まって撮影をしていたそうです。
その後、出演者が集合したら、撮影前に「どんな設定でどんな方向に恋愛を動かしていくのか」と制作者が説明していたようで、デートに行く組み合わせなども制作者側があらかじめ決めていたといいます。さらに、指示通りに撮れなかった際にはテイク2、テイク3…と撮り直しがあったとのことなので、実質リアリティではなかったことになります。
SNS上での注目度を上げるためにネガティブな演出を行っていた?
従来の「テラスハウス」はキラキラしたトキメキ重視の演出だった一方、今シーズンからは人間の裏の顔が見える、少々シリアスな部分にフォーカスを当てようと演出をはかっていたとのこと。何よりもSNS上での注目度を狙っていたという番組側ですが、ネガティブな面を見せたほうが視聴者が過剰反応し、SNSは多いに盛り上がると思ったのでしょう。しかし、それが木村花を追い詰めていったのは言うまでもありません。
スタッフも「当の本人は頼まれてやっていたとしてもメンタルがすごくつらかったと思います」と明かしていますが、SNS上での注目度ばかりに目を向け、番組側が木村花の本当の気持ちを悟れなかった事の重大さは非常に重いことでしょう。例の「コスチューム事件」で共演者を責め立てたことで多くの誹謗中傷を浴びていた木村花。この際に木村花に印象操作をさせていたのだとしたら、今後番組側はそれなりの責任を取らざるをえなくなります。
「テラスハウス」側が正式に打ち切りを発表
その矢先、「テラスハウス」側が5月27日に正式に打ち切りを発表しました。当初、5月25日回の放送は中止、Netflixでの先行配信も5月26日、6月2日回の休止を発表していましたが、番組側は「今後の収録及び放送、FODでの配信を中止することを決定致しました」とコメントを発表しています。
まとめ
このように、「テラスハウス」では台本は無かったというものの、演出はあったということなので、リアリティ番組のあり方が問われますが、視聴者はやはり出演者がテレビに映っている姿を本当の姿だと思いがちなので、本来の木村花の姿を誤解して誹謗中傷をしていた方も多くいたのではないか、と思われます。その後、「テラスハウス」側が正式に打ち切りを発表したため、実質番組側の落ち度を認めたということでしょう。