元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(50)が5月23日放送の関西テレビ「胸いっぱいサミット!」(土曜正午)に出演し、新聞記者らとの賭け麻雀で辞職した東京高検の黒川弘務検事長(63)に対する処分に不満を見せ、「僕はこれで完全に法治国家はなくなったと思いますよ」とバッサリ斬り捨てました。
またしても橋下氏が、怒り心頭です!
賭け麻雀で辞職したことで問題になっている黒川氏は「訓告」処分にとどまり、約6000万~7000万円といわれる退職金は給付される見通しとなっています。
これについて橋下氏は同番組で、「今から僕しゃべって、訂正放送なると思うんで全部(司会のハイヒールの)リンゴさんに責任かぶってもらいたいんですけど」と断ったうえで、
「賭け麻雀って、そんなに責められることなんですか?っていうのもあります」と持論を展開。
続いて、刑法の185条の内容について触れた橋下氏は、「そこのただし書きで一時的な娯楽に供するものを賭けた場合には罪にならない。お菓子とかそいうものを賭けたら罪にならないんですよ。ちょっとしたラーメンとかね」と解説。
「だけど僕らの世界では現金、例え1円でも現金を賭けたらアウト。それは法律の解釈としてそうなってたんだけど」と強調したのでした。
さらに「今回何、怒っているかというと。この黒川さんを罪にしないんだったら内閣が閣議決定でこれから家庭内や友人間での賭け麻雀は、ある程度のレートのやつは無罪にしますよって、ここをまず政府が宣言してから、まず国民に保障してから黒川さんを無罪放免にするんだったらいいけど。黒川さんだけ先に無罪放免にしてどうするんですか」とまさに怒り心頭…!!
「僕はこれで完全に法治国家はなくなったと思いますよ」とバッサリ斬り捨てたのでした。
黒川氏は週刊誌によって賭け麻雀が報じられ事実を認めたが、処分は「訓告」にとどまりました。
その処分についても世間から不満の声が上がっているほか、そもそも政府の緊急事態宣言下で責任のある立場の黒川検事長が、賭け麻雀をやったこと自体が大問題なんですよね。
それでも国民の税金から支払われる退職金を受け取る権利があることが本当に信じられない、これが世の大半の意見なんですよね。
橋下氏が言及しているように、法は法でまず守らないといけないですね。
忖度で法律さえ無視されたらそれは法治国家ではなくなるのも当然で、おっしゃる通りだと思いました。