ワセリンの効果を最大に利用して唇のケアを行いましょう。ワセリンの効果的な使い方を3つのポイントで解説しながら、注意したいワセリンのデメリットについても解説します
ワセリンの使い方1.保湿
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ワセリンとは、原油を精製した時に出来る残留物のペトロラタムという物質を更に精製したもので、いわゆるワックスの事を指します。ワセリンは油分が含まれますので、角質には浸透せず、肌表面にとどまり、外気から肌を保護することが出来ます。自然鉱物の原油からとれる100%のワセリンは、それ自体に身体に与える有害物質は含まれていません。外気からの乾燥を防ぎ、肌に含まれる水分蒸発も食い止めることが出来ますので、みずみずしい肌が保てるというメリットがあります。ワセリンは身体全身や、皮膚の薄い唇や瞼などの顔全体に使用できる為、お手入れ後の保湿にも効果を発揮します。
ワセリンの使い方2.リップクリーム
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ワセリンには乾燥を防ぐ効果があります。ルージュの化学成分による唇の荒れ、乾燥によるひび割れなど、唇に問題がある場合は、薬用リップなどの化学物質が含まれる製品は使用をやめて、ワセリンを唇に使用します。ワセリンには黄色と白の2種類があります。黄色ワセリンには多少不純物が残留しているため、その色が黄色くでています。白ワセリンは、黄色ワセリンから全く不純物を取り除いた精製品ですので、敏感肌やアトピーの人は、白ワセリンがお勧めです。乾燥して皮がむけてしまう唇は、外気からの乾燥と水分蒸発を食い止めるため、白ワセリンが非常に効果的です。またリップクリームとしてスティックになったワセリンも製品化されていますので、ツッパリ感があるような乾燥の場合は、リップスティックが使いやすいでしょう。
ワセリンの使い方3.パック
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乾燥がひどくなって、皮がむけてしまうほど悪化してしまった唇には、ワセリンのパックがお勧めです。用意するものは白ワセリンとハチミツ、サランラップ。小さな容器に、ワセリンとハチミツを1対1の割合で良く混ぜます。効果があるのはスチームのある、お風呂の中、洗顔した後に、お風呂につかりながら、ワセリンミックスを口全体に、軽くすりこむようになじませたら、上から軽くサランラップをかぶせて、5分ほど放置します。洗い流した後は、白ワセリンをつけて保湿をして完了。ひどいひび割れの乾燥した唇は、このパックを数日繰り返すことで、徐々にうるおいを取り戻します。
ワセリンのデメリット
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ワセリンの成分は油分です。たくさんワセリンを塗った状態で、日光にあたると、油ヤケという状態が起こります。稀にですが、皮膚の弱い人はなるべく直射日光にあたらないように注意しましょう。もう一つ注意をしたいのは、ワセリンはあくまでも表面にしかとどまりません。肌の角質に浸透することはありませんので、誤って怪我や傷に塗ると、熱がこもり、炎症を起こす場合がありますので、使い方にはくれぐれも気をつけましょう
まとめ
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大気汚染や、室内の汚れた空気などで、唇などの肌の薄い粘膜は、すぐに荒れを起こしたり、コンディションに影響が出る場所です。ワセリンを上手に使って、出来るだけ自然の力で、唇や肌の荒れを修繕したり、回復させることが出来たら理想的ですね。100%自然の鉱物ですから、身体に影響が出ることはありません、日光に当たる時間や、油ヤケにならないようにだけ気を付ければ、ワセリンは保湿にはとっても良い製品です。乾燥が気になる冬の季節、ワセリンベネフィットを体験しましょう。