一昔前に大流行した「オルチャンメイク」。ショートヘアにもよく似合っていて、真似する女性は多かったはず。でも、「オルチャンメイク」は時代遅れだといいます。そこで今回は、「オルチャンメイク」に次ぐ新しいメイクについてご紹介します。
そもそも「オルチャンメイク」ってなに?
「オルチャン」という言葉をご存知ですか?人によってはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんし、懐かしいと感じる人もいるのではないでしょうか。第2次韓流ブームで日本が賑わっていた2013年頃に、若者向けのファッション誌で取り上げられていたのが「オルチャンメイク」や「オルチャンファッション」など、「オルチャン」とついた言葉でした。この「オルチャン」と言うのは韓国語の「オルグル=顔」、「チャン=最高」をあわせた造語で、要するに美男美女、イケメン、と言った容姿の優れた男女のことを表す言葉です。この「オルチャン」という言葉は、実は本場韓国ではすでに死語になっているそうです。
「オルチャン」の発祥は?いつ頃出てきたの?
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言葉というのは面白いもので、ナマモノのように賞味期限があります。最近まで使われていた言葉でも、気がつけば誰も使っていないということも。そんな新しい言葉を生み出すのは決まって新しい世代の若者です。この「オルチャン」という言葉も、発祥はやはり若者でした。2003年頃にインターネット上で使われていた言葉(スラング)で、若者の間で流行していました。ネット上で頻繁に使われ始め、それが一般でも使われるようになったという意味では、日本で言うところの「うp」や「微レ存」、「すこ」に似ているかもしれません。「オルチャン」という言葉が生まれた当時、韓国では「サイワールド」という実名制の会員サイトが大流行していました。今の若者がTwitterやInstagramに自撮り写真を投稿するのと同じような感覚で、自分の写真をアップロードするのにサイワールドは使われていたのです。実名で投稿するため、もしイケメンや美少女が自撮り写真を投稿すれば、すぐに若者の間で「オルチャン」として広まり、「有名オルチャン」として名前が広がったそうです。
「オルチャン」は韓国ですでに死語になっている!?
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若者の間で使われていた「オルチャン」ですが、現在はほぼ使われることはなくなったそうです。要するに死語になってしまったんだとか。日本語で言うなら「ハンサム」や「二枚目」に近いのかもしれません。10年も前に流行った言葉なので、韓国の若者に「オルチャンメイク」、「オルチャンファッション」と言っても通じないそうです。今の10代に「コギャルファッション」や「ヤマンバファッション」というのと同じ感覚のようです。
最新のメイクは「オルチャン」の進化系「センオンニ」
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「オルチャン」の次に流行しているのが「フンニョ」だといいます。「フンニョ」は柔らかく優しい雰囲気の女性のことで、「オルチャン」とは違い白い肌に平行な太眉、色味を押さえたブラウン系のや淡いピンクのアイシャドウ、タレ目風で涙袋を強調したナチュラルメイクが主流になっているといいます。そんな柔らかい雰囲気の女子を作れる「フンニョメイク」に代わって、また違うメイクが流行の兆しを見せ始めているそうです。その次世代のメイクが、なんと今では死語で古いと言われている「オルチャン」の進化系「センオンニメイク」だそうです。「センオンニ=強い女性」をイメージした「センオンニメイク」は、「オルチャン」を強めにしたメイクで、並行で太い眉毛、ツヤ感のあるアイシャドウ、目尻を跳ね上げたアイライン、厚すぎるほどのぽってりリップです。
まとめ
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この韓国で最新の「センオンニメイク」は、それまでの柔らかいナチュラルなメイクとは間逆なメイクなため、合う人合わない人、好む人と好まない人が多いようですが、日本の若い女子の間でも徐々に話題になりつつあるそうです。最新のセンオンニメイクに興味がある女子は、先取りして見るのも良いかもしれません。