佐川一政といえば、日本のみならず世界中で通用する名前です。オランダ人女性を殺し、屍姦し、その後に死体を食べた事件は、世界中で報道がなされてました。精神病と鑑定されたので、佐川一政は刑務所には入っていません。彼の現在と過去に迫ります。
パリ人肉事件の簡単なおさらい
写真:taichi-saito.jp
事件が発生したのは1981年です。佐川は1949年の生まれですから、犯行に及んだのは32歳ですね。もともと虚弱体質で、外に出向かずじっとしているような子だったそうなのですが、子供のころから食人に対する憧れはあったと後々供述しています。白人女性に対する憧れも公にしており、「美しい白人女性をものにしたかった」と様々な媒体で語っています。殺害されたのはルネ・ハルデルベルトさんで、異郷の地で優しく接してくれたルネさんの思いを踏みにじり、佐川は彼女を殺害し、切り刻み、食べて、ブローニュの森に遺体遺棄しようとしているところを地元住民に発見され、あえなく逮捕されます。
いまは沖縄人女性に夢中?
写真:matome.naver.jp
アメリカの主にアンダーグラウンドカルチャーを取り上げるメディアviceにて、佐川一政は最近の女性の好みの変遷について語っています。沖縄出身の芸能人は数多いですが、最近はそれに専ら興味をいだいているそうです。新垣結衣さんや比嘉愛未さん、黒木メイサさんなど(この方はブラジル人の血が入っているので、沖縄美人にカウントできるかどうかは微妙ですが)など、濃淡のある顔が多いのが沖縄です。実際に食べてしまうほど白人女性に憧れを抱いていた彼が、今はアジアの女性に心惹かれているなんて、男性の好みはほんとうに移り変わることが分かりますね。
人肉趣味の普遍性
写真:trendnewwave.com
佐川の場合は幼少時に聞かされたおとぎ話や、地域民族の風習などが引き金となり、人肉への興味が増していきます。人肉に特別な興味を持つ人間は珍しくなく、一番有名なのはジェフリーダーマーさんというアメリカ人男性です。彼の場合は幼少期からの性的虐待も多分に影響していますが、偶然音楽のコンサートで気の合った女性と語らい、彼女が帰ると言ったところを帰したくないために殺害した手口などは、決して賞賛されるものではないでしょう。佐川一政が殺害したのは一名のみなので、何名も殺害した連続殺人機などと違い、”被害”の規模は大きくありませんが、アジア人男性が白人女性を殺したという構図、佐川が刑務所に収監されず、メディアなどに頻繁に出演したことなども相まって、日本のみならず世界でも有名な食人鬼となっています。VICEが彼の特集を組んだのは、記憶に新しい所です。
佐川一政の懐事情
写真:matome.naver.jp/
警察から釈放され、彼には様々な媒体からメディア出演依頼が舞い込み、各雑誌で連載も担当します。さかきばらせ残忍な猟奇殺人が発生するたびにメディアにコメンテーターとして出演し、経済的に困窮することはありませんでした。しかし、最近では前述のVICEを除き、集中的に取り上げることはありません。最近では白人女性と旅行に行ったりもしたそうなのですが、佐川の過去を知流と逃げ出したそうです(当然ですね)。蓄えはあるそうですが、今は家財道具を売りながら生活を切り盛りしています。
まとめ
写真:eleanor5000.blog66.fc2.com
残忍性よりも、心神喪失と鑑定された事情から自由となり、その点において注目される佐川一政さんですが、殺した人数はともかく、彼の病理性は際立っています。お世話になった女性を食べるような人は、実際に存在します。お気をつけください。