ラーメン店のメニューでも見かけることが多くなってきたつけ麺。つけ麺にはいったいどれくらいのカロリーや糖質が含まれているのでしょうか。ラーメンとの比較や食べ方による違いについてご紹介します。
一般的なつけ麺のカロリー
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一般的なつけ麺のカロリーは100g当たり112kcal、一人前(約580g)では647kcalとなっています。ただし、麺の太さやスープによってもカロリーは大きく変わってくるため注意が必要です。一風堂や六厘舎といった人気店のつけ麺では、一人前だけで900kcalを超えてくるものもあります。醤油ラーメン1杯分の平均カロリーが約500kcalなので、平均的にもつけ麺はラーメンよりも高カロリーであることがわかります。つけ麺が高カロリーになっているのは、麺にスープを染み込ませない分、通常のラーメンよりも濃いスープが使われているためです。また、お店によってはラーメンよりも麺が太かったり、量が多めに設定されていることがあるため、麺類のなかでも糖質の量が特に多い食べ物となっています。
偏ったバランスも太りやすい原因
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つけ麺が太りやすいとされているのは、高いカロリーや糖質量だけが原因ではありません。ラーメンには卵やチャーシュー、もやしなどの具材が多く盛られていることがありますが、つけ麺は麺以外の具材が少なめであることがほとんどです。そのため、摂取できる栄養分が糖質や脂質に偏りやすく、食後の血糖値も上がりやすくなっているのです。また、麺が一度冷やされているつけ麺は、満腹になるまでの時間がかかりやすくなっています。短い時間でもたくさんの量を食べてしまうことができるため、ついつい過剰なカロリー摂取をしてしまいがちです。時間が経って、お腹で食べたものが温められれば自然と満腹感を感じられるようになるため、つけ麺を食べるときは満腹になるまで食べ続けないようにすることが大切です。
つけ汁の種類による違い
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つけ麺にも様々な味の種類がありますが、最もカロリーが低めとなっているのは塩ベースのつけ麺です。ただし、塩分の摂り過ぎは食欲増加やむくみの原因にもなるため、食べ過ぎや麺の付けすぎには注意するようにしましょう。逆に最もカロリーが高めとなっているのは、味噌ベースのつけ麺です。醤油や塩と比べても圧倒的にカロリーが高くなっています。その分、味噌ベースのつけ麺は味が濃厚で、腹持ちも比較的続きやすいため、満足感が得られやすいという特徴があります。お店やメニューを選ぶときは、その時の空腹具合にも合わせて味を選べるようにしてみましょう。
つけ麺のカロリーを抑える食べ方
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つけ麺のカロリーをできるだけ抑えたい場合は、温盛などの温かいメニューを選ぶことがおすすめです。温かい麺を食べることで食事中でも満腹感を感じやすくなるほか、ゆっくりと食べることを意識することで、過剰なカロリーや糖質の摂取を控えることができるようになります。また、食後の血糖値を抑えることも大切です。血糖値が高い状態が続くと糖質が脂肪に変換されやすくなるため、つけ麺を食べた直後は特に体重が増えやすい状態となっています。食後にはウーロン茶を飲むなどして、できるだけ血糖値の上昇を抑えられるようにしましょう。お店によっては「スープ割り」などの、つけ汁を飲んで楽しむためのメニューが用意されていることがありますが、通常以上にカロリーや脂質を摂取してしまうことになるので、体重が気になっている場合は注文を控えるようにした方がいいでしょう。
まとめ
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つけ麺のカロリーや種類による違いなどについてご紹介しました。つけ麺は麺類のなかでもかなりの高カロリーなので、食べ過ぎには注意するようにしましょう。