マニキュアと比べるとツヤや発色が良く、長持ちするという魅力を持ったジェルネイルには多くの注意点があります。自身の思い浮かぶデザインを再現させるために、まずはネイルサロンで慣れましょう。
初心者はネイルサロン推奨
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合成樹脂の液体であるジェルを硬化させるジェルネイルは、基本的にネイルサロンで施術を受けるのが一般的です。3週間から1か月ほど持続しますが、主婦など水仕事が多い場合はゴム手袋を着用しないと変色する可能性があります。長時間の入浴もまた、水分を含んで柔くなった爪とジェルネイルの隙間が空いてはがれやすくなります。ジェルネイルの浮きを抑えるにはトップコートで保護をする、ハンドクリームで水分の蒸発を防ぐといった方法があります。自身でジェルネイルと行うと前処理の不足や火傷に注意しなければならず、落とすにしても爪に傷が付くケースの多さからネイルサロンの利用が勧められています。ジェルネイルはマニキュアと違って匂いがせず、ツヤが出て発色のいい仕上がりになります。立体的なデコレーションをしても剥がれにくく長持ちし、重ねられたジェイルは特に薄い爪を保護する役割もあります。
セルフジェルネイルの注意点
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セルフジェルネイルでは、ネイルサロンよりも危険性が高まります。前処理の段階では爪やすりの使い方を間違えると2枚爪になり、甘皮処理や爪の表面をやすりがけしないとジェルネイルが浮いて剥がれやすくなります。ジェルを硬化させるライトはUVライトとLEDライトの2種類があり、UVライトを使うと日焼けや皮膚へのダメージは避けられません。ジェルが爪以外の皮膚に付いたままであれば、火傷に直結します。ジェルネイルを落とすにも、力任せや除光液は爪や皮膚に負担をかけます。爪やすりで削ればジェルと爪の境目が分からないまま、削りすぎるおそれがあります。専用のジェイルネイルリムーバーやアセトンは100円均一ショップで入手できるものの、引火性や揮発性、乾燥に対するケアが必要です。
多種多様なネイルサロンのメニュー
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ジェルネイル施術はネイルサロンにより、料金だけでなくメニューも様々です。ワンカラー8800円の店に9800円のマーブル模様があり、1本800円の3Dラテアート、1個50円のストーンアートなどのなどのオプションが用意されています。ジェルを落とすときは引き続き別のジェルネイルをするか、他店で受けた施術であるかが値段を左右する場合があります。他、3890円からの定額制を採用したコースを注文できる店があります。一般的に爪の長さを調節するといった前処理は含まれているものの、甘皮ケアや、アクリルを使って爪の長さを変えるオプションを頼めるネイルサロンが存在します。
ベースカラーに白を選ぶとビビットカラーが映える
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色の付いたジェルは、カラージェルと呼ばれます。単色以外にラメなどが入った種類が販売されていて、混ぜて新しい色を作ることができます。カラージェルは適量を2度塗りすることで綺麗に発色し、硬化します。模様を描くには最初にベースジェルを1度、ベースカラーを2度、合計3度ライトを照射して仮硬化させます。大雑把でも完成させられるレトロなフラワーアートはムラができるように花びらを描き、花びらの中央、隙間に葉を描き足します。縁取りした後に仮硬化させ、仕上げにUVトップジェルを塗ってから完全硬化させます。ベースカラーにホワイトを選ぶと陶器のようにビビットカラーが可愛らしく映え、マットコートで仕上げるとアートらしさが強調されます。
まとめ
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ネイルサロンによって、ジェルネイルは様々なメニューがあります。色や模様に加えてストーンやラメといった装飾性は豊かで、ジェルを落とすときにも丁寧なケアを受けることができます。セルフジェルネイルは乾燥や火傷、爪や皮膚への負担など気をつける要素が多い一方、ネイルサロンでできなかったデザインを試す楽しみがあります。レトロさや奇抜さなどの表現が可能で、流行の模様にも好きなようにアレンジを加えられます。