ピアスと違って穴を開けることなく、耳元でデザインを主張できるのがイヤリングです。耳たぶからぶら下げる痛みに対しては、複数の対処方法があります。痛みの少ない金具を付け替える他、金具を選んで自作することも可能です。
イヤリングの位置で変わる、耳たぶの痛み
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イヤリングは付ける位置を変えることで、耳たぶ痛みを抑えることができます。狭い位置であれば挟む力が集中する分、痛みが増すのは分かるでしょう。一般的な位置より耳の付け根辺りの方が内側が広く、長時間付けても痛みを感じにくいです。個人差がありますが、耳を指で押して痛くない場所があるかどうか試す方法もあるのでお試しください。シリコンカバーを入手すれば耳たぶの痛みも緩和できますし、外れにくいというメリットも。耳たぶをはさむ部分にはめこみ、増える厚みを考えてからイヤリングを締めましょう。クッション性があって、着け心地の良さを感じられます。シリコンカバー以外は金具部分に両面テープを貼る、アイプチで接着する、バネの調整や金具を交換する方法が挙げられます。
結婚式と葬式はイヤリングのカラーに気をつけるのがマナー
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結婚式は新婦よりも目立つべきではないというマナーがあります。イヤリングをする場合は、パールが一般的です。珊瑚やラピスラズリなど、光を反射しないような天然石であれば問題ありません。着物だとイヤリング似合わないので、結婚指輪以外のアクセサリーは外すことがマナーです。華やかなパールは結婚式の定番ですが、黒のカラーは避けましょう。ブラックパールは喪を連想させます。葬式の場合、アクセサリーに対する考え方は地域によって異なります。結婚指輪とネックレス程度に留めるのが、好ましいとされることもあります。ピアスの穴を隠したいのであれば、1つの真珠が付いたシンプルなイヤリングを選びましょう。金などの光るものはそぐわないため、留め具のカラーにも気を付ける必要があります。
イヤリングとピアスの違い
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イヤリングはピアスと違って穴を開けないため、感染症にかかるリスクがありません。消毒やピアスホールを作るといった作業も必要なく、手軽にアクセサリーを楽しむことができます。しかし耳に挟み続けるアイテムのため、痛みが発生する、イヤリング自体を紛失してしまう可能性には気をつけなければなりません。またイヤリングを留めるバネやネジが必要なため、ピアスに比べれば割高であるという特徴があります。ピアスは1度穴を開けた後、装着が簡単で耳以外にも付けることができます。消毒を怠るなどすると、皮膚が炎症や化膿を起こすことがあります。耳を挟み込むイヤリングよりもデザインが自由で幅が広く、アピールのしやすいアクセサリーです。
自作アクセサリーで注目すべきは樹脂製のノンホール型
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ピアスと違い、イヤリングは金具が目立ちます。イヤリングの金具には様々な種類があり、ピアスのように見える華奢なノンホール、ホールド力の強いループフィット、耳たぶを挟むサイズを調節できるネジバネなどです。手芸店でも100円台で売られていて、イヤリングを自作するときは、金具から選べます。金具にも樹脂製のノンホール型が存在し、金属アレルギー対策もとれるほか、透明のため金属製よりもピアスに見える利点があります。金属疲労が起きないことや、ネジバネよりも耳が痛くなりにくいことが特徴です。
まとめ
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イヤリングは一般的に耳が痛くなりやすいというイメージを持たれていますが、付ける位置を変えると痛みを解消しやすくなります。結婚式や葬式ではマナーに気をつけなければなりませんが、穴を開けることなくおしゃれを楽しむにもってこいの装飾品です。派手なものから控えめなデザインが登場する他、自分で作ることもできます。