ついついみて見ぬふりをしてしまいがちな冷蔵庫の霜。霜取りをしないと冷蔵庫にも負担がかかって、寿命を縮めてしまいます。そこで誰でも簡単にできる霜取り方法をご紹介します
冷蔵庫に霜ができる理由(原理)
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冷蔵庫に霜が出来るのは、そもそもどんな理由があるのでしょうか?それは湿気が原因で霜ができます。ドアの開け閉めにより、湿気が冷蔵庫内にこもったり、食品や冷凍食品のパッケージなどについた水分が急激に冷やされることで、結晶化してしまうために霜が出来てしまうのです。
霜ができると冷蔵庫に起こる悪影響とは?
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霜がついたままで冷蔵庫を使っていると、冷蔵庫や冷凍庫の温度が本来あるべき基準よりも上がり、食品が傷みやすくなります。また霜でコーティングされた状態で冷蔵庫が稼働すると、必要以上にエネルギーが消費されるので、電気代がかかります。霜ができないように注意することが大事ですが、出来てしまったら、早めに対処するようにしましょう。
霜を作らないようにする為には?
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霜を作らないようにするためには、いくつか注意点があります。注意1.ドアの開け閉めを素早くすること。注意2.食品を詰め込み過ぎない。注意3.食品は水切りしてから冷蔵庫に入れる。水分を飛ばしましょう。注意4.ドアのパッキンなどが緩んで、閉まりが悪くなったら、早めに交換修理をする。以上のことを日ごろから気を付けて、霜を作りにくい状態をキープしましょう。
霜取りの方法
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霜取りは手間がかかる作業ではありませんので、簡単に出来る霜取りの方法をご紹介します。方法1.冷蔵庫の周りにタオルなどをしいて、床が濡れるのを防ぐ準備をして、冷蔵庫の中身をすべて取り出して、電源を切ってしまいます。(食品は発泡スチロールや段ボールなどに保冷剤を入れて、保管します。)方法2.冷凍庫だけの場合は、30分ほどドアを開けっぱなしにして、プラスチックのヘラか木のヘラなどで、削ぎ取るようにします。ある程度大きな塊が取れたら、かきだして完了。(こびりついた部分が気になったり冷凍庫に汚れがある場合は、柔らかいタオルをお湯で濡らして、根気よくふき取りましょう。水分が残るとまた霜の原因になりますので、しっかりふき取ります。)方法3.冷凍庫だけなら、ドライヤーを直接あてて、氷が透明になってきたら、一気にはがします。冷蔵と一体になっているタイプは一度電源をきって、食品を出してからドライヤーをあてて、霜を溶かします。
霜取りの方法 裏技編
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霜は取っても、特に小さい冷蔵庫や、冷凍庫と同時に開けるタイプのドアの冷蔵庫の場合、すぐにまた霜がついてしまいます。そこで、裏技をつかって、霜がつきにくくなる方法をご紹介します。霜取りがおわった冷凍庫・冷蔵庫の内側の壁に、粘着性の薄い(スプレー式などの)サラダ油を塗ります。スプレーが無い場合は、軽くサラダ油などを布につけて、油でコーティングしてしまいます。こうすることで、霜ができても簡単に霜取りができます。
まとめ
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冷蔵庫は毎日使用するものですので、ついつい管理を怠ってしまいがちですが、霜取りをきっちりすることで、冷蔵庫の機能を正常に保つことができます。冷蔵庫の寿命も長くなります。冷蔵庫の霜取りは2ヶ月または3か月に1度するのが理想的ですが、夏の冷蔵庫や冷凍庫をフル活用するシーズンの前には、必ず霜取りを行いましょう。前もって日を決めて、計画を立てて実行すると、食品にもロスのない清掃ができるかもしれませんね。皆さんも裏技を含めて試してみてください。