何度か話をしただけの女性(24)を「俺の恋人だ」と思い込んだ男(24)が、ストーカー行為を開始しました。その誤解はいつしか「捨てられた」という怒りに変わり、男は嫌がらせ行為を繰り返すようになりました。
英国・グレーター・マンチェスターの学校に通っていたダニエル・オーウェン被告は、同じ学校で勉強していた生徒を好きになりました。
たまたま同じクラスだったため何度か言葉をかわしたといいますが、それを機に男は女性に惚れ込み「彼女は俺の恋人だ」と思い込むようになりました。熱い想いを秘めたまま2012年に卒業しましたが、そもそも女性に恋心はなかったため、ふたりはすぐに疎遠になりました。
卒業し女性との接点がなくなった男は、「彼女に捨てられた」と思い込み苦悩しました。それでも女性を諦めきれず、卒業から何年も経過したころ女性宅付近にたびたび出没するようになりました。そこで自撮り写真を撮ってはSNSにアップし、女性にメッセージを送りつけることもあったといいます。
どんどんエスカレートした男は女性宅の郵便箱に缶詰を入れて帰る、車で出かけると走って追いすがり瓶を投げつけるなど、付きまといと嫌がらせを続けました。
男のストーカー行為は4ヶ月も続き、女性はひとりで外出することも怖くなったといいます。「母親に付き添いを頼むしかなくなった」という女性は引っ越しを余儀なくされ、ついに男を提訴しました。
「男女の仲だった」という男の主張を否定し、「この男と交際した事実はない」「長いあいだ精神的に大変なストレスを抱えこみつらかった」と胸中を明かし、つきまとい行為をやめるよう男に求めました。
「彼女とは恋人同士だったのに8年前に捨てられた」と勝手に思い込んでいた男は「昨年4月から8月までストーカー行為を続けていました」と裁判所で認め、その結果「今後2年間は女性に連絡してはならない」と命じられました。
また「今後6週間は午後9時から午前7時までは自宅にいること」「罰金として約22,000円を支払うこと」などとも命じられましたが、服役は免れたと現地メディアは伝えています。これだけの罰則で、男のストーカー行為は本当に終わるのでしょうか。女性の不安は今も大きいと思います。
このニュースに日本のネット上では、このようなコメントが上がっています。
・日本にもうじゃうじゃいるよ。
・2年間と言わず一生連絡してきて欲しくない。
・想像するだけで吐き気がする。この女性本当に苦しかっただろうな、もっと重い刑にして欲しい。
・罰金22000円やっす!命の危機に晒されてるのに。
・お国が変わっても、どこにでもこういうやついるんだな・・・いずれにせよ処分がぬるい気がする。
・これ、怖いよ。こういう男2年禁止されて諦めるだろうと普通は思うけど、執着心がすごくて一生諦めない。2年過ぎたら絶対また堂々と再開する。
・相手を支配したい気持ちが強過ぎて、自分が相手に受け入れられない事実が認められないんだね。