今月3月11日、大相撲春場所の4日目で、横綱鶴竜と取組にのぞんだのは、前頭筆頭の高安。しかし、その横綱鶴竜との結びの一番で鶴竜に敗れたのち高安が負傷し、救急車で病院に搬送されるという驚くべき場面がありました。一人で起き上がることすらできなかった高安ですが、一体何が・・・
今月11日、大相撲春場所は四日目を迎え、大相撲の平幕高安が横綱鶴竜との取組を行いました。取組では、鶴竜が「突き落とし」で高安を破り勝利をおさめましたが、その試合後に高安が左足を痛めたようで立ち上がれなくなるという事態に。顔をしかめいたそうにしていた高安ですが・・・
突き落としで鶴竜に敗れた高安は、土俵にうつぶせで倒れたまま顔をしかめ、うめき声を上げました。無観客で行われた試合だったため、より響き渡った鶴竜の呻き声。鶴竜が声をかけるも立ち上がることができず、協会関係者の肩を借り、左足を引きずりながら土俵下へと降りて行きました。
その後車いすに乗って救護室へ移動し、取組を終えて約15分後に、裏口に姿を表した高安は、その後救急車で病院に搬送されました。その様子から下半身を痛めたのだろうということはわかっていましたが、大阪市内の病院で診察を受けた結果「左大たい二頭筋損傷」だということが明らかになりました。
これにより、およそ4週間の安静と治療が必要と診断され、日本相撲協会に届け出て、高安は春場所5日目の12日から休場することになりました。これにより、12日に対戦する予定だった関脇・朝乃山は不戦勝となりました。場所前まで調子がよかっただけに本人としても非常に残念な思いでしょうね。
今回の怪我について、高安の師匠である田子ノ浦親方は「相撲を取れる状況ではなく、歩くのも難しい状況だったので休場を決めた。まずは治療に専念させたい。状況しだいで、それからのことは考えたい」と話しており、今はとにかく治療に専念し、少しでも早い復帰を目指すとのこと。
これについてネットからは「大丈夫なのでしょうか」「力士が立ち上がれないほど痛がることは滅多にないので、相当深刻なダメージを受けているんだろうなということは見ていて分かりました。」「テレビで見ていたが、無観客の為うめき声が生々しくかわいそうだった。」「心配です…早く帰ってきてください」と多くのコメントが届きました。