元AKB48でジャカルタを拠点とするJKT48を2016年に卒業した仲川遥香(28)さんが6日、TBS系で放送された「爆報!THEフライデー」に出演しました。児童養護施設で育ったことなどを明かしました。
仲川遥香さんは2006年、AKB48のオーディションに合格し、翌年、15歳で芸能界デビューしました。2012年、インドネシアのジャカルタを拠点に活動を展開する姉妹グループJKT48に自ら希望して移籍し、現地で大ブレイクを果たしました。
2016年にJKT48およびAKB48グループを卒業して以降もインドネシアを拠点に活躍しています。28歳になった現在もインドネシアで国民的スターとして絶大な人気を誇っています。そんな彼女が今まで周囲にひた隠しにしてきたというのが、自身の生い立ちについてです。
1992年、無名のプロレスラーの父と専業主婦だった母との間に、4人きょうだいの次女として生まれました。3歳のころ、両親が離婚しました。母親が家を出ていき、親権は父が持ちましたが、きょうだいは祖母の家に預けられました。都営住宅での生活は貧困状態で、さらには8歳の時には祖母が心臓病で入院してしまったこともあり、子供たちは養護施設に入ることになったといいます。
仲川遥香さんは18歳でAKB選抜メンバー入りを果たしましたが、養護施設育ちであることなどを隠していました。その理由を「恥ずかしかった、自分がちゃんとした家庭で育ってなかったことが。」と告白しました。
養護施設育ちであるというが周囲に知られれば、アイドルのイメージを損ねてしまうかもしれない…。そんな思いを強く抱いていた仲川遥香さんは、取材で家族について聞かれると、偽ったことを話していました。2016年に発売した自伝本では、嘘の家族構成を紹介しています。
また、昨年5月に姉が28歳の若さで急逝したことも明かされました。子宮がんの合併症による心不全でした。家族を“詐称”していた仲川遥香さんは、姉を含め、家族と疎遠になっていましたが、訃報を受け、ジャカルタから帰国しました。シングルマザーだった姉には2歳、5歳、7歳の子供がおり、日本に帰国するべきか悩んだといいますが、ジャカルタで活動することを選びました。
その理由を「施設にいる子たちって、甥っ子、姪っ子たちを含め、たくさんいると思う。そういう経験をしてるからこそ強く生きられる。(インドネシアで活躍している姿を)テレビを通して見てもらえたらうれしい。」と語りました。