29日、椎名林檎(41)がボーカルを務める東京事変が 東京国際フォーラムでLive Tour 2020「ニュースフラッシュ」を開催しました。
同ライブは新型コロナウイルス感染拡大の影響で 多くのイベントが中止、延期する中での決行に注目が集まりました。
コロナの不安はありますけど…よくぞやったという感じ…⁉
「大学受験が終わって見に行った思い入れ深い解散ライブは 8年前のうるう日でした。だから復活ライブもうるう日なんだと思います。今日を逃すと4年後になってしまう。ライブの開催を応援したいですね」とチケットは手に入らず、グッズを買うために訪れた 20代女性はライブ開催の意味を語りました。
「コロナウイルスの不安はありますけど、うれしいです。チケット払い戻しのシステムもあるので、来たくない人は来ない選択もできますし」と チケットに当選した都内在住の男子大学生(20)も話しました。多くのイベントが中止になっている状況を「ひやひやでした」とふり返りました。
「うれしいです。でも祖父母がいるので、来月の帰省の予定はなしになりました」と 同行した友人の男子大学生(20)も今後、コロナウイルス感染リスクを抑える行動を取ることを明かしました。
「よくぞやったという感じです。新曲が聴けるのかな」と千葉・君津市から来たという40代男性は話しました。
会場入り口では ゴム手袋をした職員が アルコールスプレーを持ち、入場者全員が手を消毒するシステムになっており、ブース直前で一人ひとりサーモグラフィーで確認し、ほとんどの観客がマスクを着用していました。
イベントに参加し感染を広げる可能性が⁉ 国がガイドラインを…
「 私は椎名林檎さんのファンですが(『加爾基 精液 栗ノ花』がフェイバリットです)、このライブ決行については大変残念に思います。新型コロナウイルスの感染が成立しているのは多くが「長時間の屋内閉鎖空間での滞在」です。ライブハウスはその条件を満たす環境ですし、大阪でもライブハスでの集団感染が報告されたばかりです。
現在、感染者との接触が明らかではない事例が増加していますが、おそらく大阪の事例のように軽微な症状の方が、人の集まるイベントに参加し感染を広げている可能性があります。今はみんなが我慢する時期だと思います。子どもたちの臨時休校だけで解決する問題ではありませんので、我々 大人も今の時期はできる限り屋内の人が集まる場所に行くことは避けましょう 」と 感染症専門医の 忽那賢志さんもコメントしています。
「 シンガポールの場合、政府がイベントに対するガイドラインを出しています。重要ではない大規模イベント(概ね1000人以上)をキャンセルまたは延期するようアドバイス。…(中略) 一時的な経済的なダメージはありますが、結果的に広がりがコントロールされています。日本も主催者任せではなく、国が細かくガイドラインを作らないとならないでしょう 」 と ファイナンシャル・プランナーの 花輪陽子さんもコメントしています。
その他にも多くのコメントが寄せられていますが、ライブに行った人の自己責任では終われないから、批判されているというコメントが多く寄せられいるようでした。
◇ 椎名 林檎(しいな りんご、1978年11月25日 )シンガーソングライター。有限会社黒猫堂所属。レコードレーベルはEMI Records。2004年から2012年まではロックバンド・東京事変のボーカリストとしても活動。2009年、平成20年度芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)受賞。2017年12月、東京オリンピックの『4式典総合プランニングチーム』に選出。夫は映像ディレクターの児玉裕一。実兄はシンガーソングライターの椎名純平。叔父はイラストレーター、ブックデザイナーの辰巳四郎。