21日、テレビ朝日の局内で会見を開いたタレント・中居正広さん(47)は、3月いっぱいでジャニーズ事務所退所することを明かし、新事務所「のんびりな会」を設立したことを発表しました。これに伴い、中居さんと番組で共演している社会学者・古市憲寿さん(35)が、さらに込み入った質問や独特な質問を繰り出して反響を呼んでいます。
「中居正広のニュースな会」(テレビ朝日系)でメインMCを務めている中居さんは、会見を開いたこの日、実は同番組の収録前だったといいます。すると、古市さんも同番組のコメンテーターとしてレギュラー出演していることから、中居さんの会見の時間に局内におり、A4用紙5~6枚に及ぶメモを取りながら、別室のモニターで会見を全て視聴していたといいます。番組の収録が始まると、その書き取ったメモを披露しながら、会見内容を交えた質問や、独自情報にもとづく質問、さらにファン目線での質問を繰り出していきます。
古市:「会見で印象的だったのは『1人じゃ歌えない』『1人じゃ無理』といったことをたくさん言っていたこと。それだけSMAPの存在が大きかったのかな。SMAPだったから歌えたんだと。改めて、SMAPにいた時期といなかった時期は、そんなに違うものなんですか?」
ADVERTISEMENT 中居:「そりゃあ違います。だって、歌やって、踊りやって、ツアーやって、歌番組に年末年始も出て、5人のレギュラー番組もあった。それが全部なくなるわけですから、時間的にはすごく空きますし、それこそすごく『のんびり』。こんなにのんびりと時間が空くんだと思いました」
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古市さんの質問に即答するように答えた中居さんは、SMAP時代と現在との差をかなり痛感しているようです。これを聞いた古市さんはさらに切り込んでいきます。
古市:「会見で『後悔すると分かっていても、飛び込まないといけないことがある』と言っていました。その意味で言うと、SMAPの解散も後悔しているんですか?」
中居:「後悔っていうのかな。解散については僕1人の問題じゃないですから。もちろん5人のこともありますし、会社も…会社の中の5人ですから、僕1人の一存で『解散したいから解散しましょう』『続けたいから続けましょう』ということではないですから、話を(した)。」
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同番組で、SMAP時代のことを振り返りながら古市さんの質問に答えるレアな中居さんに、古市さんは「会見でSMAPのことについて喋ってるのがすごく嬉しかったです。今までSMAPのことあまり喋らなかったじゃないですか。解散のことって」と、1人のファンとしての目線で喜びをあらわにしました。すると、すかさず中居さんは「ああそうですか? 喋る機会もあまりないですし…古市さんにそんな話したくないですし」と“お決まり”のノリが投入し、スタジオの笑いを誘っていました。
コーナーの終盤には、古市さんが「記憶違いかもしれないですけど…もう1個だけ」としながら、「中居さん昔、『MUSIC CLAMP』って番組やってたじゃないですか」とコアすぎる情報を引き出してきた古市さん。「TK MUSIC CLAMP」(フジテレビ系)とは、1995~1998年に深夜帯に放送されていた音楽トーク番組。そこで中居さんは、96年からの1年間、MCを務めています。SMAPオタクじゃないと知り得ないこの情報に、中居さんも「『MUSIC CLAMP』! 懐かしいですね。もう20年か25年前」と驚いた表情を見せます。
古市:「あの時に、(SMAPを)やめる直前の森君が出た回がありましたよね。そこで中居君が森君に対して、『SMAPの一員であったことを、誇りに思ってください』と確か言っていたと思うんですけど、中居さん自身も、SMAPの一員であったことは誇りに思ってますか?」
ADVERTISEMENT 中居:「もちろん(下から)見栄、プライド、誇り、と順番をつけるなら、(一番上の)誇りでしかないかな。見栄でもプライドでもない。ちゃんと胸を張って『SMAPの一員でした』と言えます」
この質問には、25年前の番組名だけでなく、96年にSMAPを脱退したオートレーサー・森且行さん(46)の名前まで出るという、古市さんのSMAP愛を感じる質問だったと言えるのではないでしょうか。すると、中居さんが顔を手で押さえ「それで言ったらこれね…森君にもメールしたんですよ」と、突然のカミングアウト。
「そうしたら、この会見中に返事が来たんです。まあ別に内容は、森君だから(言っても)いいかなと思うんですけど。『そういうことだったんだ。お疲れ様。会見出ようか?』って言ってきました。記者会見出ようかって…何だコイツ」
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会見は2時間に及びましたが、その裏で、森さんとの微笑ましいやり取りがあったようです。一連の古市さんの質問には、ファンから感謝や称賛の声が殺到し、一時ツイッターでは「古市さん」がトレンドワードに入る反響ぶりだったそうです。
「それにしても今やファン代表の古市さん、いいお仕事してた」「結果的に森くんとのメールのやり取りを話した中居くん。ファンが聞きたいこと引き出してくれて感謝します」「古市さんほんとに詳しくてびっくり」「いつからこんなオタクだったん」
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テレビに出ていると面倒なことや厄介なこともあるけれど、子どもの頃からずっと観てきたひとの、大切な日に立ち会えたのは感慨深い。会見場には入れてもらえなかったけど(しつこい)。その代わり、スタジオで聞きたいこと、聞かせてもらえました。このあと12時から。#ニュースな会
ADVERTISEMENT — 古市憲寿 (@poe1985) February 22, 2020
同番組の放送直前にツイッターを更新した古市さんは、「テレビに出ていると面倒なことや厄介なこともあるけれど、子どもの頃からずっと観てきたひとの、大切な日に立ち会えたのは感慨深い。」とコメントしており、この文章からもSMAPへの愛や中居さんへの尊敬が伝わってくる投稿となっています。