国民的アイドルだったSMAPの解散以降、ジャニーズ事務所に残ってタレント活動を続けてきた中居正広さん(47)ですが、3月いっぱいで同事務所との区切りをつけるようです。詳細については近日中に正式な発表があるとのことですが、事務所を退所した後の中居さんの今後について関心が高まっています。
SMAP解散から3年経った今でも、中居さんは退所した稲垣吾郎さん(45)、草磲剛さん(44)、香取慎吾さん(42)の3人のことをずっと気にかけてきました。現在、3人には民放地上波のレギュラー番組は1本もありません。しかし、中居さんはテレビのキャスティングに影響力をもつ芸能界の有力者に、3人を使ってほしい頼みこんだこともあったといいます。その“売り込み”が功を奏したのか、昨年12月には福岡限定ながら「新しい地図」の地上波初番組「略してブラリク」(RKB)が放送されました。
「フリマアプリのメルカリの1社提供番組で、演出の村上和彦氏は、かつて中居の番組『中井正広のブラックバラエティ』(日テレ系)を担当した人物でした。TBSのメルカリ枠で放送する企画も検討されており、関東地区でも3人の地上波解禁が徐々に進められています」(TBS関係者)
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SMAPが解散した直後、各テレビ局で3人を排除する動きがあったとして問題となっていました。しかし、ジャニーズ事務所とテレビ局の忖度が明るみになったことで、公正取引委員会が芸能プロダクションの圧力の本格的な調査に乗り出し、「公取が目を光らせるようになったことで、テレビ局の露骨な“忖度”は鳴りを潜めるようになった。同時に各局が、これまでのジャニーズ依存を見直しはじめているのです」と状況は変わりつつあることをテレビ関係者は語ります。
3人への風当たりが柔らかくなると、中居さんは昨年の夏頃からジャニーズ幹部に自分の意思をぶつけるようになったといいます。
「自分の出演番組に、3人をキャスティングしようと働きかけたこともあった。だが、ジャニーズ事務所で話は止まっており、『新しい地図』サイドにオファーが届かなかった。その後も、中居はことあるごとに自分の番組でSMAPの曲をかけたり、3人の話をすることで観測気球をあげ、虎視眈々と共演のチャンスをうかがっている。共演の可能性があるとしたら、TBSの『金スマ』しかないでしょう」(別の番組関係者)
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「3人と共演したい」その想いを実現するため尽力してきた中居さんであれば、ジャニーズを離れたとしても大手事務所との太いパイプを利用して十分な活動を続けることができます。一方、ファンの間では、俳優として活躍する木村拓哉さん(47)を含めた5人での再結成を望む声も出ていますが、「たとえ中居が独立しても、ジャニーズからの厚遇を受けている木村が追随することはありえない」と関係者は断言しています。
そこで、中居さんの真意を知るために、「週刊文春」の記者が直撃取材を行っています。
記者:間もなく契約更新の時期ですが、ジャニーズ事務所との契約は
ADVERTISEMENT 中居:「なんだよぉ。もうさぁ、好きに書きなよ」
記者:「新しい地図」の3人との共演を望んでいるのでは
中居:「……」
記者:ご自身の番組に3人を呼ぶことも考えたが、事務所がNGを出した?
中居:「……」
記者:五輪でSMAPが再結成する可能性は。
ADVERTISEMENT 中居:「いいよ(笑)。もう、何書いてもいいよ!」
おどけた口調で取材に応えた中居さんでしたが、3人に関連した質問については口を閉ざしていたといいます。否定も肯定もしない中居さんが、退所後に新しい地図とどう関係していくのか、今後、明らかとなるのでしょうか。