今ライブ配信アプリで 人気YouTuberのように活躍する “ライバー”が注目を集めているといいますが…。
ライバー、リスナー、投げ銭…とは何か?
投げ銭は、ライバーが リスナーから受け取ったポイントを現金に還元できる機能のことです。運営が取り決めた配分で配信者に渡されるそうです。
ライバーを切り口にして もっと羽ばたきたい
元HKT48メンバーの冨吉明日香さんは、現在“ライバー”(=生放送動画の配信者)としても活躍中。ライバーとしての稼ぎは、照れながら「(最も低かった月でも)50万円くらいはあった」と告白。それでも「まだアプリ内ではトップライバーじゃない。もっとすごい人たちがいます」という。
一方、芸能活動の傍ら、ほぼ毎日ライブ配信を行っている菅明日香さんは、始めたばかりの頃は リスナーも少なく「過疎ってる感じだった」と回想。しかし、それでも「(1カ月で)10万円いかないぐらい」は稼げたという。イベントなどに 積極的に参加し、最も頑張った月は50万円程度稼ぐことができ、ライバー活動だけでも食べていける可能性を示唆します。
しかし、菅さんは人気ライバーとなった現在でも、芸能界で活躍することを目指し続けています。芸能界の報酬感を知っている番組MCのSHELLYは 「芸能活動がバカらしくならないのか」と疑問。
菅さんは「ライバーで終わるのではなく、ライバーを切り口にしてそこからもっと羽ばたきたい」と語り、報酬額に関わらず「芸能活動は続けていきたい」と話しました。
菅さんは毎日2時間程度をライブ配信に費やしており、友人と遊ぶ日でも、配信予定がある夜は 自宅に帰ります。配信アプリ内のイベントに勝ちたいときは、4時間ほど配信する日もあるという。
ライブ配信を毎日続けることも努力の形のひとつ?
働くアラサー女性のための情報サイト『ウートピ』編集長の鈴木円香さんは「毎日2時間があれば、もっとさまざまなことに費やせるのではないか?」と指摘。これに対し 菅さんは通常のアルバイトよりも時間効率よく稼げている上に「ライブ配信を毎日続けることも努力の形のひとつ」と答えました。
一方で、投げ銭機能がないInstagramでライブ配信を続けているライバーもいるという。ちゃきさんはアパレル店員をしながらファッション情報やアドバイスをライブ配信しており、あわせてYouTubeやTik Tokへの動画投稿も行っている。幅広い年齢のユーザーとコミュニケーションを取りたいため、複数のSNSを利用しているそうです。
リスナーからストーカーも?私生活のトラブル対策
「もしも配信アプリがサービス終了した場合、リスナー(=聞き手)との繋がりが消えてしまうのではないか」と質問されると、OLライバー・宮下ゆりかさんはこれを否定。「私はリアルで “オフ会”をやって(リスナーと)けっこう会います。個別にみんなと連絡が取れるので、すごい濃いコミュニティができている」と明かし、リスナーと会うときは1対1ではなく、複数名で集まる形式を採っているという。
「リスナーからストーカーされないか」と、私生活へのトラブル発生を危惧する声に、宮下さんは「ある」と実情を告白。自宅や居住・行動エリアなど「特定に繋がるような情報は、たとえ会話であっても出さないように気をつけている」とした上で、知り合いのライバーがストーカー被害に遭ったり、住所を公開していないのに手紙が送られてきたりしたケースもあるという。今後どのようにライバーを守っていくかが課題だと話しました。