15日、東京・浅草公会堂で行われた「第2回 江戸まち たいとう芸術祭」のクロージングイベントに、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光さん(54)と田中裕二さん(55)が登場しました。この日は爆笑問題らしい毒舌漫才を披露し、お茶の間をザワつかせている騒動を取り上げました。
漫才の冒頭では田中さんが「芸能界も大変ですよ。一昨日もニュースで、『槇原敬之、覚醒剤で逮捕!』」と、覚せい剤取締法違反(所持)などの疑いで逮捕されたシンガー・ソングライター、槇原敬之容疑者の話題に触れます。すると、太田さんが「21年ぶり2回目、大阪府代表、みたいな」とボケをかまし、これには田中さんも「高校野球みたい」とかぶせて会場の笑いを誘っていました。
また、13日に逮捕されたニュースが流れた時には、2人はテレビ局で番組収録中だったそうで、太田さんは「テレビ局はてんやわんやでした」と苦笑い。そこで、田中さんが「われわれも何度かお会いしたことがある」と、槇原容疑者と共演した時のことを振り返ると、「すごくいい人。気配りがちゃんとできて」と人柄を明かします。それに賛同するように、太田さんが「優しくて気遣いができる。われわれが漫才やるのを知ってて一昨日逮捕された」と続けると、田中さんからすかさず「そんなわけねえだろ!」とツッコみが飛んでいました。
2人の軽快な漫才はさらに勢いを増し、俳優・東出昌大さんと女優・唐田えりかさんの不倫騒動についても取り上げます。いつの間にか、不倫騒動から槇原容疑者の話題にすり替わっているワイドショーやネットニュースを受けて、太田さんが「東出くんも、今ごろ大喜びだよ、『ありがとう、マッキー!』って」とおちゃらけると、慌てて田中さんが「やめろって!」と必死に止めるツッコミを入れ、会場から爆笑を誘いました。
その後も、同じく不倫が報じられた女優・鈴木杏樹さんの話題や、芸能活動を休止中のタレント・木下優樹菜さん、闇営業問題で謹慎となり、現在はYouTuberとして復帰した雨上がり決死隊・宮迫博之さんらの話題を取り上げ、次々とぶった斬っていきます。最後には、安倍晋三首相の国会答弁にも言及する始末で、「幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」という言葉に、太田さんは「あれが通るなら、何でも言えますよね。」とチクリ。
続けて、「満員電車で『触ってはいるが、痴漢ではない』とか」と例え、「そのうち『安倍ではあるが、総理ではない』ってなったりして」と太田さんらしいブラックジョークでたたみかけていました。爆笑問題の止まらない毒舌漫才に会場は大盛り上がりとなり、駆けつけたファンも大満足だったようです。