入学式や卒業式といった行事は一生に一度といっても過言ではないため、多くの方々に祝福してもらいたいものですが、中には両親がこのような行事に来られず、1人で過ごす学生も多いといいます。そんな中で父親が卒業式に来られないことを嘆く中学生の常連客に対し一肌脱いだコンビニ店員のエピソードが話題になっています。
「両親が卒業式に来てくれない」と嘆く中学生の常連客に対し…?
それは韓国での出来事。とあるネット掲示板にて「客の卒業式に行ったアルバイトのコンビニ店員」といったタイトルの投稿が話題になりました。投稿者はとあるコンビニでアルバイトをしている店員のようで、店によく来る男子中学生が普段父親と2人で生活していることを綴っています。どうやら父親はシングルファーザーのようで仕事が忙しく、卒業式にも行くことができないと言われてしまったようです。
そのため、男子中学生は卒業式当日に祝ってくれる人が誰もあらず「ぼっち」状態の危機に陥っていたわけですが、この悲しみをどうやら投稿者にぶつけていた様子。いくら父親が仕事とはいえ、ひとりで卒業式を迎えることに暗い顔をしていた彼に、投稿者は一肌脱ぐことになります。
中学生の常連客に花束を渡し卒業を祝ったコンビニ店員
事情を聞いた投稿者は卒業式当日、男子中学生にサプライズで出席、花束を渡しました。韓国では3月に入学式があり、翌年の2月に卒業式が行われますが、これには男子中学生もビックリ。卒業式当日に夜勤を終えた投稿者は退勤後、その足で学校に向かったとのこと。その後、ともに卒業した友人たちと遊ぶべくお小遣いまで渡すというセンスぶりです。
掲示板には該当の男子中学生が卒業証書と花束を持っている写真が投稿されましたが、これにはネットユーザーも「なんて心が温かいんだ」「泣ける」「感動する」という激励の声が相次いでいます。父親は来ることができませんでしたが、男子中学生にとっても特別で最高の卒業式になったことでしょう。
まとめ
このように、父親が来れず卒業式をひとりで迎える危機に陥っていた男子中学生ですが、コンビニ店員の粋な計らいで最高の卒業式を迎えることができたようです。一生に一度の卒業式であるため、少しでも多くの方に祝ってもらいたいと思いますが、こんな卒業式の迎え方もありなのでは、と思いますね。