去る11日午後、愛知県豊田市藤岡飯野町にある市の清掃施設「グリーン・クリーンふじの丘」に運び込まれたごみの中から見つかった1127万円分の紙幣について、市は14日、持ち主に返還されたと発表しました。
拾得物として届け出を受理していた愛知県警豊田署は、持ち主については「個人情報なので明らかにできない」としています。
可燃物と不燃物に分別中、職員が発見?
去る 12日、同市のごみ処理施設「グリーン・クリーンふじの丘」で11日、搬入されたごみの中から現金1127万円が発見され、届けを受けた豊田署が 拾得物として保管し、所有者を捜していると 発表しました。
市によると、職員が 11日午後3時半ごろ、施設に直接持ち込まれたごみをごみ収集車に投入し、可燃物と不燃物に分別していたところ、パッカー車の積載スペースに紙幣が落ちているのに気付きました。
紙幣の多くは 旧札の1万円札や5千円札、千円札で、封筒に入っていたり、帯封が付いていたりしていたという。11日は、豊田市内の住民 約110人から持ち込みがあったそうです。
遺失物法では、国や自治体は報労金を請求できない?
「 持ち主が見つかれば、拾得者は5~20%相当の報労金を請求できます。ただ、このケースの場合、発見場所は市の清掃施設内であるうえ、発見者は市の職員で、しかも分別業務中に発見しているので、法的には拾得者はその職員ではなく、市ということになります。
しかも、遺失物法では、国や自治体は先ほどの報労金を請求できない決まりです。したがって、持ち主がこれを市に支払う義務はありません。ただ、これはあくまで法的な権利義務の話です。もしこの職員が発見しなかったら、そのまま焼却処分されていたことでしょう。市に一部を寄付するといったことも、市民としての美徳の一つと言えるのではないでしょうか…」
元特捜部主任検事の 前田恒彦 さんは、今回の報道に対してこのようにコメントされていました。
発見者に少しでもあげたら… コメントの反響が!
その他にも今回の 報道に対して 多くの反響がありましたが…
《 高齢者普通に現金で数千万家に所持してるから間違って捨て去る事ありえる話だと思います。銀行に預けても手数料取られる時代ですからね。高額は自宅保管になります》
《いかがわしい金でないようだね。日本でよかったなあ。他の国なら無事返還なんてことはまず夢物語ですわ。こういうことをメディアはもっともっと外国に報道してくれ 》
《 規則も大切かも知れないが、発見者に少しでもあげたらどうだろうか?。公務員という足枷があるなら、持ち主が個人的にあげる、というのも駄目なのだろうか?。別に現金じゃなくても良いかと思う。気持ちの問題だ!》
とにかく無事に戻ってよかったことを喜ぶ声と共に 発見者に少しでもあげたら良いのでは?という意見も 少なくなかったようです。