神奈川県に住む80代の女性が新型コロナウイルスに感染したことで死亡したことが2月13日に報じられましたが、国内で新型コロナウイルスの感染者が死亡したのは初とのことで、現在厚生労働省が感染経路などについて詳しく調べているようですが、高齢者や持病のある方は特に予防を徹底する必要がありそうです。
新型コロナウイルスにより国内で初の死亡者発生
神奈川県に住む80代の日本人の女性が新型コロナウイルスに感染し死亡したことで、国内初の死亡者が発生するという事態に陥りました。新型コロナウイルスでの死者はフィリピンで1人、香港で1人、そして日本で3人目となります。80代の女性は1月22日に体調が悪くなり、2月1日に医療機関で肺炎と診断され、入院していましたが、死亡が確認された2月13日、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたとのことです。
海外への渡航歴が無いのになぜ感染したのか
死亡した80代の女性はどうやら海外への渡航歴はなかったとのことで、厚生労働省は感染経路などについて詳しく調べることにしています。また厚生労働省は、東京都の70代の日本人の男性が新型コロナウイルスに感染していることが新たに判明したと発表しましたが、男性もまた中国への滞在歴はなかったとしています。
国内での感染者の現況は?
このほか、和歌山県の50代の日本人の外科医の男性と、千葉県の20代の男性が新たに感染したことが確認され、日本国内での新型コロナウイルス感染者の現況としては、ダイヤモンド・プリンセス号に乗船している218人、検疫官1人、チャーター機の12人、それ以外の観光客など20人とされ、合わせて251人の感染が確認されています。
高齢者は特に予防に気をつけるべき?
このような国内初の死亡者が発生したことで、厚生労働省では「高齢者、基礎的疾患のある方は重症化しやすいので、症状があれば適切に、帰国者・接触者相談センターや外来を通じて、必要な治療を受けてもらいたい」と呼びかけています。医療機関での診察だけではなく、日頃から手洗い・うがい、また人混みは避けるべきと述べています。
まとめ
このように、国内で初の死亡者が出たことでその深刻さがうかがえる新型コロナウイルスですが、死亡した80代女性は知人の方に中国に渡航した方がいらっしゃったのか、その感染経路はいまだ明らかになっていませんが、高齢や持病のある方は免疫力が低下している傾向にありますので、引き続き予防を徹底する必要がありそうです。