2月9日の午前6時15分ごろ、兵庫県芦屋市陽光町の橋から、神戸市教育委員会総務課で勤務する39歳の男性職員が飛び降り自殺を図りました。男性はその後搬送先の病院で死亡が確認されましたが、橋を歩いていた男性を見かけた警官が声をかけた途端、突然走り出し飛び降りたとのことです。
神戸市教委職員が飛び降り自殺か?
2月9日の午前6時15分ごろ、神戸市教育委員会総務課の男性職員が橋から飛び降り自殺をしました。県警によれば、同日の午前4時10分ごろ、男性の妻から「夫が家に手紙を残していなくなった」と110番通報がありました。芦屋署員が橋を歩いていた男性を見つけ、声をかけたところ、男性は突然走り出して歩道脇の壁を乗り越えたといいます。
2019年10月に起こった「教員いじめ」の件を担当していた男性
市教委関係者によると、男性は2019年4月から同課で係長として勤務。市の教育委員らが集まって教育施策や教職員の処分などを議論したり決定したりする市教委会議の運営を担当していました。さらに男性は2019年10月に発覚した市立東須磨小学校での教員間暴力・暴言問題にも関わっていおり、対応策を話し合うため臨時に開かれた会議の準備や日程調整などにあたり、外部からの苦情や意見にも対応していたとのこと。
仕事で追い詰められ衝動的に飛び降りたか
市立東須磨小学校での「教員いじめ」問題は男性教諭に無理矢理カレーを食べさせるなどといったかなり悪質なものであっただけに、昨年かなり話題になった出来事ですが、教育委員会にも相当な数の苦情が来たのだと思われます。そのため、それに疲れ切った男性が思わず衝動的な自殺を図ったのではないか?といった意見が大半です。
この件で最も悪いのは他でもなく、当時いじめに加担していた教員たちでしょう。それに対し教育委員会が対応するのは当然のことではありますが、教育委員会を批判するのはお門違い。男性側も相当な仕事を抱えていたのだと思われますが、外部からあることないこと理不尽なことを言われていたのかな、と思うと心が痛いですね。
まとめ
このように、警官に声をかけられ衝動的に飛び降り自殺を図った男性。学校問題により教育委員会も強く批判されることがあるのかと思うと心が痛くてなりませんが、勤務先の環境もそう整っていなかったのかな?とも思えてなりませんね。誰か男性の悩みに気づき、フォローをしてあげる方が1人でもいれば、このようなことにはならなかったはずです。