中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは、世界中に感染者が拡がり、警戒が強まっているーー。
感染が拡大する新型コロナウイルスによる肺炎について、
中国疾病対策センターなどのチームは、
人から人への感染が12月中旬から起きていたとする調査結果を発表しました。
1月29日付の米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載されました。
調査は、今月22日までに感染が確認された15~89歳の男女425人が対象となっており、
それによりますと、当初は中国・武漢市の海鮮市場に関連のある人が多かったが、
12月下旬以降は、市場と関わりのない感染者が急増していたといいます。
このためチームは、武漢市が今回の肺炎患者を確認したと発表した12月末よりも早い同月中旬の時点で、
患者との密接な接触があった人への感染が起きていたと結論づけました。
また、感染から発症までの平均潜伏期間は5・2日で、患者1人から平均2・2人に感染を広げているとの推計を示。
またこれを受け、世界保健機関(WHO)は30日、
感染が急速に拡大している新型コロナウイルスによる肺炎について、
国際的な公衆衛生上の緊急事態を宣言しました。
このように、新型コロナウイルスによる肺炎患者が相次いでいる問題で、厚生労働省は、
中国・武漢市に滞在歴がある人だけでなく、こうした人と接触した後にせきなどの症状が出た人も、
事前に連絡した上で医療機関を受診するよう呼び掛けています。
これら一連の報道にネット上ではこんな意見が寄せられています。
「このあたりでしょうね。どんなに交流が進んでも、中国という国を100%信用してはいけない、という理由は。」
「隠ぺいの中国政府は狂っています。
コロナウイルス発生源としての自覚が欠如している衛生三流国ですね。
今更、発表しても遅いでしょ。武漢の封鎖も半月は遅い。最悪の展開になっています。」
「もしくは、ある程度感染を広げる時間が必要だったとか…どちらにしても恐ろしい。」
などのコメントが寄せられていました。