先日放送された、TBSの「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」では、長渕剛さんの特集があり、その中で、初めて語る母と歩んだ壮絶人生。2019年末の急性腎盂腎炎での緊急入院についてなど様々なことが語られ、今まであまり触れられることのなかった多くの事が明らかになったのですが、アノ事件には触れなかったと話題になっています。
昨年末に主演映画の完成披露舞台挨拶を急遽欠席、急性腎盂腎炎(きゅうせいじんうじんえん)で緊急搬送されていたことが明らかになり世間を騒がせた長渕剛が、復帰以来初めてバラエティ番組にゲスト出演し、その壮絶人生について明かし、ときに涙する場面もありました。今まで語られてこなかった多くのありのままの長渕さんの姿がみえたのですがー。
中でも注目されたのが、長渕さんの歌い方がデビューから今までの間に途中で変わったというもの。本格的デビューシングルとなった『巡恋歌』(1978年)やミリオンヒットした『順子』(1980年)などがありますが、1983年に自身の主演ドラマ『家族ゲーム』のテーマ曲でもある『GOOD-BYE青春』をリリースすると、そのあたりから曲調や歌い方が変化してきたというのです。
それ以降は『泣いてチンピラ』(1987年)、『とんぼ』(1988年)など多くの名曲を生み出しますが、この頃にはすっかりデビュー当時とは曲調が変わっています。
この理由として長渕さんは、デビュー当時は女性ファンも多くライブ会場は黄色い声援に溢れていたそうですが、ある時女の子たちが立ち上がって紙テープを投げ始めたのを見たのをきっかけに、「何でこの歌で立ち上がってキャーキャー言うんだ?」と違和感を感じ、「こんな歌を歌ってちゃダメだ」とし以降「男の世界の歌を歌い始めた」と語りました。
これについては、女性ファンから男性ファンに向けての曲に変えたことについて、「今、考えると後悔しているね」としてスタジオは笑いに包まれました。
さらに日本を歌う歌が多い理由については、「父母や兄弟、仲間を思う気持ちが日本を思う気持ち。僕が一時期、日の丸にこだわったのはそれです」と語りました。
今回の長渕さんの特集に、今まで知ることなかった長渕さんを知れたファンからは、「本当によかった」「泣いた」とコメントがあった一方で、長渕さんが1995年に大麻取締法で逮捕されたことや国生さゆりさんとの不倫などについて取り上げなかったことについては、「過去に罪を犯して失敗してしまった人でも、努力すれば陽の目を見れることを長渕に伝えて欲しかった」と残念がるコメントが届きました。