動物を飼育するにもエサ代など多くのお金が必要です。最近になり、背骨が見えるほどやせ細った5匹のライオンの姿がネット上で拡散され、これを見たユーザーたちが憤慨していますが、「百獣の王」と呼ばれるライオンであるだけに、このような姿を見ては胸が痛くなりますね。
背骨が見えるほどやせ細ったライオンの写真が拡散される
それはアフリカ・スーダン共和国での出来事。1月18日にひとりのネットユーザーが自身のFacebookに、とある公園に生息している5匹のライオンの写真を公開しました。写真の中のライオンたちは背骨とあばら骨が見えるほどやせ細っており、力なく地面に横たわっていることで他のネットユーザーの衝撃はかなり大きいものとなっています。
投稿者いわく「動物がまるで閉じ込められたかのように、このような待遇を受ける姿を見るのは非常に甚だしい」と怒っていますが、これによりネット上では「#SudanAnimalRescue」というハッシュタグが拡散されるなど、ライオンの救護を訴える運動が広まりました。
飼育が追い付かず死んでいくライオンたち
このような運動が拡散されるもむなしく、1月20日にライオン1匹が亡くなってしまいました。ライオンには無数のハエがたかっているのが分かりますが、ライオンが生息する公園は市が管理し、民間から一部の支援を受けているとのことですが、このようにライオンが無残にも放置されてしまった理由は明らかになっていません。
どうやら民間からはほんの少しの支援しかなく、飼育代が追い付かないことで職員たちが自腹でライオンを飼育しているようですが、公園の一ヶ月の収入は1匹のライオンを一週間飼育するにも足りないとのこと。現地当局の支援も不足しており、投稿者は現在獣医と野生動物の専門家とコンタクトを図っているとのことです。
まとめ
このように、「百獣の王」といわれているライオンでも、絶滅の危機にさらされている国も存在していることに非常に胸が痛くなりますが、アフリカではこのように動物の飼育も賄えきれず、放置えざるをえない状況にあると思うと言葉が出ませんね。SNSを通じ、ライオン救護運動はより強くなっています。