約一年前、昨年の2019年2月22日に口腔(こうくう)がんの手術を受けたことを明かしていた、タレントの堀ちえみさん。そんな堀さんが、今年の2020年1月7日放送のトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演し、現在の様子について明かしたのですが、その際の黒柳さんのコメントが素晴らしいと話題になっています。
1年前の2019年にステージ4の舌がんの手術を受けた、俳優の堀ちえみさん。2回目の手術では、舌の6割以上を切除し太ももの組織を移植し、舌とリンパ節のがんを除き、太ももの組織を移植して再建する手術は、なんと11時間にも及んだといいます。想像もできないほどの大手術ですね。
ステージ4の口腔がんに続き、食道がんと2度のがんの告知を受け手術をした堀さん。復帰を心待ちにしているファンが多くいましたが、そんな中今回番組に復帰した堀さんは、黒柳徹子さんから復帰を待っていたファンへコメントを求められると「大変でしたけど、無事戻ってきました」と涙ながらにコメントしました。
さらに、手術後にリハビリの末、話すこともできるようになった堀さんでしたが、やはり舌を6割も切除しているために、時折発声しにくそうにする場面も見られました。すると、その姿を見た黒柳さんは、堀さんを気遣って「今の話し方は、もう堀さんの個性だと思って皆さんに聞いていただくことに。」とコメントしたのです。
舌の手術により、手術前のようにスムーズな発声ができなくなってしまった堀さんの話し方を、黒柳さんは『個性』として聞いてほしいと語ったのです。いろいろな励まし方やフォローの仕方がありますが、今の堀さんを”個性”という言葉で大きく包むとても素敵な言葉ですね。
そんな堀さんは、今回テレビ番組へ復帰することを決めた理由について、以下のように語りました。
”生きて戻ってこれないという覚悟も致しましたけれども、でもやっぱり医療の進歩というか、そういうもので決してがんだからといって病気に負けないということもお伝えしたくて。”
今回の番組出演に、視聴者からは「涙が出ました。堀さんの肉声を聞けて良かったです。」「黒柳さんの「個性」という言葉は堀さんにとっても嬉しかったと思う。」「堀さんが発声しにくそうにしていると、黒柳さんが優しくサポートしてあげてて泣けた。」とコメントしました。