教皇が広場でキリスト生誕の場面の模型を鑑賞し、集まった信者らの前を歩きながらあいさつしていた時に そのハプニングがおこりました。 一人の女性が突然、教皇の手をつかんで引っ張り、はなそうとしなかったため、なんと教皇は 女性の手をたたいて、ふりほどいたというのです!
ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が以前、年末の夜にバチカンのサンピエトロ広場に来ていた女性の手を叩いたといいます。 このハプニングは 米国CNNニュースでも報道されました。
この様子を記録した動画は ネット上ですぐに拡散。「教皇も人間だから」「たたいたというのは大げさだ」など、多くの声が上がりました。
教皇は元日の正午の祈りの前のスピーチで「我々はしばしば忍耐を失う」と謝罪しました。その前のミサでは「女性に対するいかなる暴力も、女性から生まれた神に対する冒瀆(ぼうとく)になる」と語っていたそうです。
「母親を休ませて」SNS投稿で 共感広げ
フランシスコ教皇は2013年に南米出身で初の教皇となり、ツイッターとインスタグラムで積極的に情報を発信し、信者らに人気を博しています。ツイッターは九つの言語のアカウントで計約4900万人のフォロワー、インスタグラムは約645万人のフォロワーがいるとのこと。
以前にも ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が、自身のインスタグラムに、聖母マリアが眠る隣で夫ヨセフが生まれたばかりのイエス・キリストをあやす画像と共に「お母さんを休ませて」とつづった投稿が、世界で話題になっていました。男性に対しても、もっと育児に参加しようと呼びかけたと受け止められており、共感が広がっているそうです。
この投稿には、約39万件の「いいね」がつきました。
「これこそ美しい家族写真」「母親には夫のサポートが必要」などと教皇の呼びかけに賛同する 4千件以上のコメントが書かれました。
それだけに 今回の教皇の行動が話題になるのも当然と言えますが…
自らの行動を反省「女性は平和の仲介者」
教皇は翌日のミサで「女性は平和の仲介者であり、女性がそれをもたらしてくれる時、世界はより結束し平和になる」と語りました。
「キリストも女性から生まれた」として、女性は尊重されるべきだと演説もしていました。
その後、広場でのスピーチで「我々はしばしば忍耐を失う。私もそうだ。昨日の悪い行いをおわびします」と謝罪したそうです。
今回のハプニングを通して、やはり教皇も人間だから…
と 罪を憎んで人を憎まず?おおらかに受け止めてみるべきかもしれませんね?
教皇が 女性の手をたたいた動画はこちら↓
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