25日、台風による被害で復興に時間がかかっている千葉県館山市に、インターネット衣料品通販大手「ZOZO」の創業者で前社長の前澤友作氏(44)が、ふるさと納税制度を利用して20億円を寄付し注目を浴びました。
前澤氏は、経済に貢献していく目的のため、プライベートジェットでサッカーW杯決勝を観戦したり、バスキアの絵を約123億円で購入したりなど、派手なお金の使い方で頻繁にSNSが炎上する人物です。さらに、11月末にはユーチューバーとしてもデビューし、初配信となった「1000億円を通帳に記帳してみた」となった動画は現時点で198万回再生となっています。何かと注目を浴びている前澤氏が再び世間に衝撃を与えました。
前澤氏が自分の出身地でもある“千葉”に愛情を注いでいることは有名な話です。すると、9月9日に上陸した台風15号で甚大な被害を受けた館山市に、20億円というクリスマスプレゼントをしたことが25日、発表されました。サンタクロースとして千葉の幸せを願った前澤氏は、この台風15号が上陸した3日後にZOZOの社長を辞任することを発表しています。
当時、新しいことに挑戦するために辞任したと説明しましたが、その話の通りに10 月4日、前澤氏は新会社「スタートトゥデイ」を設立。同社名はZOZOの旧社名でもあり、かなり思入れが深いようです。また、会見では、「もう一回事業がやりたい。自宅の6畳間で創業し、家中CDやレコード、洋服であふれる時期もあった。事業を作った体験、あのときの感動をもう一度味わいたい」と意気込みを語っていました。
ZOZO社の全社員集合の忘年会イベントにゲストとして呼んでいただいた。そして思った。この会社絶対伸びるわ。タイミングとして辞めて良かったと思う反面、辞めなきゃ良かったって思うほどの素敵な会社。離れて始めて分かるZOZOらしさ。心配ない。
ADVERTISEMENT — Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) December 26, 2019
このように、複数の事業を並行してすすめつつ、月への渡航に向けたトレーニングなども行っている超多忙の前澤氏ですが、26日夜、ツイッターで「ZOZO社の全社員集合の忘年会イベントにゲストとして呼んでいただいた」とツイート。久しぶりの仲間たちと再会を果たした前澤氏は、「そして思った。この会社絶対伸びるわ」と何かを確信したようです。
さらに、「タイミングとして辞めて良かったと思う反面、辞めなきゃ良かったって思うほどの素敵な会社。離れて始めて分かるZOZOらしさ。心配ない。」と自身の選択を振り返りながら、ZOZO愛を語りました。このツイートを受けて、ネット上では「色々批判はあるけどここまでの会社にした事はすごいと思う。」「以前ほどZOZOに嫌悪感なくなったし、前澤がいないならZOZOで買おうと思う」「『別れなきゃ良かった』って思ってるのか聞いてみたい」など様々な意見があがっています。