大阪府堺市の教育委員会は、4年間にわたり余った給食のパンと牛乳を持ち帰ったとして62歳の高校教諭を減給3ヶ月(10分の1)の懲戒処分したと発表しましたが、これに対し「余った給食を持ち帰ることは悪いことなのか?」といった疑問の声が相次いでいるようです。
余った給食を4年間持ち帰りしていた高校教諭が懲戒処分に
堺市教育委員会は、4年間にわたり余った給食のパンと牛乳を持ち帰ったとして、市立堺高の男性教諭(62)を減給3ヶ月の懲戒処分にしたと発表。市教委によると、男性教諭は2015年から夜間定時制で給食指導を担当、生徒が欠席するなどして出た給食の余りを持ち帰っていたといいます。
このような行為が名の通報があり発覚。持ち帰った給食はパン約1000個、牛乳約4200本で、総額は約31万円に上るとのこと。教諭は全額を市教委に返還したといいますが、給食を持ち帰っていた理由として。「廃棄するのがもったいないと思った」と話しているそうです。教諭は同日付で退職しました。
余った給食を持ち帰るのは悪いことなのか?
しかし、教諭のこのような行動に「それって悪いことなのか?」という疑問の声が相次いでいます。生徒の分を持ち帰ったというわけではなく、余った給食を持ち帰ったというので、むしろ食品を廃棄しない教諭は称賛に値されてもいいと思うのですが、給食は本来は当然ながら学校で食べるものなので、衛生面などの問題で持ち帰り禁止にしているのかもしれません。
>rt
衛生上、法律上給食持ち帰りはダメなのか。必要量だけ作るとか、たい肥として利用できないかとか対策は色々できそうだね。
ビジネスにつなげたら面白そうだ。淳さんに「こんな法律・決まりすら知らないのか」と言ってるただのやじは自分は何も役にたってないことすら気が付いてないのだろう
ADVERTISEMENT — koyakoya (@koyazyon) December 26, 2019
給食持ち帰り教員のことが
問題になってるけど給食は
余るんだよね。今は無理に
完食させる方針じゃないし。
でも1日の食事が給食だけと
いう貧困層の生徒もいる。
必要な人が余った給食を受け
取れるシステムを作りたいね。
衛生上の理由から持ち帰れなく
なったけど、どうにかしたい。
難しいかなぁADVERTISEMENT — new-Igel (@NewIgel) December 25, 2019
余った給食持ち帰りの件、別に持ち帰ってもいいんじゃないの?意味がわからないんだが。
— スピカ (@spkmoon1117) December 26, 2019
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このような食品ロスの防止をしたといっても過言ではない教諭が誰かの手によって通報され、退職に追い込まれるのもなんだか可哀そうな話。現代の学校教育では教諭が余った給食を持ち帰ることも許されないようです。もしかするとこの教諭は普段から誰かに恨まれていた可能性も否めませんね。
堺市でわいせつ行為を行った教諭も?
また、市教委はこれとは別件でいずれも市立小教諭で、元教え子にキスなどをして強制わいせつ容疑で逮捕、起訴された後藤拓也被告(37)と、7月に停車中の車内で自〇〇為をしたとして公然わいせつ罪で罰金10万円の略式命令を受けた岡本進教諭(35)を懲戒免職処分したことを発表しました。この2つのケースは処分されて当たり前の行為ですが、やはり給食持ち帰りの教師が処分されてしまうのは納得がいきませんね。学校で何かしらのルールがあるにしても、給食があまりにも大量に余っているのであれば、臨機応変に対応してもいいのでは?と思います。
まとめ
このように、余った給食を持ち帰ったことで通報され懲戒処分、さらには退職にまで追い込まれた教諭には圧倒的に同情の声が相次いでいます。持ち帰ることがダメであれば、給食を残さないよう多くの量を作らないなど、学校側でも何かしらの対応が必要だと思われますが、どうせ捨てられてしまうのであれば、教諭の行動は正しいと称賛されるべきでは?と思いますね。