インド、中国など様々な地域から集まるアジア及び世界の富裕層たちは 日本人からすると想像の域を超える 節約法や考え方があったりもするようです。例えば 富豪層が多いシンガポールでは 富裕層であっても水筒を持ち歩くという習慣が徹底しているそうです。
世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務めるウォーレン・バフェット氏は現在の価値にして27万6700ドルで買ったネブラスカ州オマハの控えめな家に今も住んでいるし、ヴァージン・ グループの創設者で会長を務めるリチャード・ブランソン氏も倹約家として知られていますよね。
収入の70%を貯金しているマンハッタンの企業弁護士ダニエルさん(36)も年収27万ドル(約3000万円)にもかかわらず、高い税金を避けてニュージャージー州に住み、毎日同じスーツで職場に通い、暖房代わりに重ね着をするなどして 米と豆だけを食べ、早期退職しようと考えているそうです。そのおかげで 40万ドル以上を貯め、3年後にリタイアする予定だそうです。
高い給与が期待できる仕事に就いていなくても、30代前半で100万ドルを貯め、公立学校の教師の仕事を辞めたオルソン夫妻の場合、収入の75%を貯金に回し、広さ400平方フィート(約37平方メートル)の部屋に住み、年間支出を約2万ドルに抑えて30代前半で100万ドルを貯めたとか。
ニューヨーク・ポストが取材した年収6桁の人々は、目標達成の妨げになる全ての浪費を止めて、20年前に出版された『Your Money or Your Life』で人気となった 経済的独立と早期退職を目指すFIREムーブメントに加わりたいと望んでいるそうです。
「少ないお金でやりくりすることが、リタイア後の順調な生活につながるし、少ないお金で満足し、ライフスタイル・インフレーションに陥らないことが、リタイア後の順調な生活への近道だ」というミレニアル世代はますます増加する傾向にあるようです。
28歳でリタイアするまでに200万ドル以上を貯めたという J・P・リビングストン氏は、お金の管理に関するブログを運営しています。
大学卒業後、彼はマンハッタンで金融関係の仕事に就き、その年収は10万ドルだったが、手取りの70%を貯金に回すことにしました。
ニューヨーカーの目から見ると、かなり手頃な家賃であるエレベーターなしの3階建てマンションでルームシェアをしたり、手ごろな価格の家具をオンライン広告サイトで購入したりして、貯金を実行したそうです。
「質素なライフスタイルがそもそもミリオネアが裕福になる助けになっている」と、アメリカに住む600人以上のミリオネアを調査したAffluent Market Instituteの研究ディレクターのサラ・スタンリー・ファロー氏は主張します。
ミリオネアの特徴を研究し、実際の年齢や収入に関係なくそのポテンシャルに関わる6つの行動を特定した結果、その1つが、貯金に力を入れ、支出を減らし、予算を守る質素倹約だったそうです。
例え 収入が多くても、収入以上にお金を使ったり、リ自分はお金持ちになるだろうと期待してお金を使っていれば、当然 あっという間に収入浪費となってしまうことでしょう。
だとしたら 少ない収入でも 質素倹約をして 老後に備えて行く習慣は すぐに 誰にでも始められるのではないでしょうか…