現在連日ニュースで話題になっている、元TBS記者の山口敬之氏からの性暴力被害を訴え、民事裁判で勝訴したジャーナリストの伊藤詩織氏が、その後の自身への中傷やセカンドレイプについて、「法的措置を考えている」と明かしたことについて、漫画家のはすみとしこ氏がTwitterで反論しており話題になっています。
この騒動のきっかけは、はすみ氏がセクハラ騒動勃発のあとに、自身のツイッターやイラストなどを通じ、たびたび伊藤氏を批判していたことがはじまりです。まず、2018年2月には「当時米国でキャバ嬢として働いてた詩織ちゃん」「安倍総理に近い記者に枕営業を仕掛けるも、山口氏は自由恋愛と勘違い。音沙汰なかった詩織は2年後『レイプ被害者』として、彼の前に現れるのであったー」などとツイートしたのです。
同月にはさらにツイッターで「まぁ、だいたいこんな感じじゃね?と理解」とコメントをのせつつ、「枕営業大失敗!!」「米国(アメリカ)じゃキャバ嬢だけど私ジャーナリストになりたいの! 試しに大物記者と寝てみたわ だけどあれから音沙汰なし 私にタダ乗りして これってレイプでしょ?」とイラスト付きで載せたのです。
「山ロ(ヤマロ)沙織〜オシリちゃんシリーズ(計5作品)」の風刺画はフィクションであり、実際の人物や団体とは関係がありません。故に今回の地裁判決により作品を削除する意向は、当方にはございません。 pic.twitter.com/Koj6GHvhoh
ADVERTISEMENT — はすみ としこ (@hasumi29430098) December 19, 2019
そんなはすみ氏の漫画が掲載されている中、伊藤氏は東京地裁が山口氏に330万円の支払いを命じたことを受け、19日に正式に会見をおこない、その中で記者が、はすみ氏や他の雑誌社の名前を挙げ、「もし東京高裁で勝訴した場合、そういうセカンドレイプ的な表現をしてきた人たちを訴える可能性はありますでしょうか」と質問すると・・・
伊藤氏はこの質問に対して「次にはこういった方々からの攻撃についての法的措置を考えています」とはっきり語りました。その理由について、「そういった措置を行わなければどんどん続いてしまう」「そういった私に対するコメントを見て他のサバイバーの方も『やっぱり自分が話したら同じように攻撃されるんじゃないか』という」と自分のためだけでなく、他の女性のためにも行うと話しました。
しかし、このような伊藤氏の発言を受けて、はすみ氏が同日にツイッターで反論した内容はあきれるものでした。彼女はTwitterで自身のイラストを複数枚載せながら、「『山ロ(ヤマロ)沙織~オシリちゃんシリーズ(計5作品)』の風刺画はフィクションであり、実際の人物や団体とは関係がありません」とし、「故に今回の地裁判決により作品を削除する意向は、当方にはございません」としたのです。これはだいぶ無理がある気がしますが・・・
これからの流れに注目ですね。