元フジテレビの笠井信輔アナウンサー(56)が19日、古巣の同局系「とくダネ!」(月~金曜・前8)に生出演後、東京都内の病院に入院しました。患部の痛みをこらえながら「女房が『大丈夫』と励ましてくれる。結婚30周年記念日と女房の誕生日がある来年6月には完治して、東京五輪にも関わりたい。」と誓いました。
妻のますみさんも最近、やや体調を崩しており、笠井アナは「洗濯や風呂掃除は毎日、僕の役目だった。今後は息子たち3人にも分担してもらう。」と打ち明けました。
20日、テレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・正午)に出演しました。番組冒頭から悪性リンパ腫を患っていることについての心境を語りました。
本来、来年1月の放送予定でしたが、今回、笠井アナの闘病が明らかになったことで放送が早められました。
笠井アナは「徹子の部屋に呼んでいただけて天にも昇るような気持ちだったんですよ。呼んで頂いた時はガンのことはまだ分かっていなかった。まさか徹子の部屋で、まさか自分が病気の話をすることになるとは思ってもいませんでした。」と心境を語りました。
病気を公表したことについては「ワイド番組をずっと20年やってましたんで、その中でいろんな有名人ですとか著名人の闘病を紹介してきました。自分が病気になった時に自分のことはそっとしておいてください、というのはフェアでないなと思いました。」と明かしました。
病状について「中程度の速度のアグレッシブなタイプ」と説明しました。体のあちこちが痛み、家では力尽きてしまうこともあるといいます。
病気になったことで家族にも変化が生まれたことも明かしました。妻は優しくなり、3人の息子たちも家事を手伝うようになったといいます。笠井アナが年末に治療のため入院するため、早めのクリスマスパーティーを家族で開いたといいます。笠井アナの出演するクイズ番組を家族で観賞しました。「病気のことがなければ家族みんなでそうすることもなかったかもしれない。」と家族だんらんを振り返りました。
10月にフリーに転身した直後に病気が発覚しました。「これから半年間無給になりますんで。退職金を治療費に充てようと思っています。確かにサラリーマンであれば給与保障があったんですけど、フリーになってこの2か月間は本当によかったと思ったんで。治療します。そして元気になって帰ってきます。」と笠井アナ。「元気になったら、またぜひお越しになってください。」と黒柳徹子さんから励まされると、病を克服しての再出演を笑顔で誓っていました。