18日、東京地裁はジャーナリスト・伊藤詩織さんが、元TBS記者・山口敬之氏から性的暴行を受けたとして、1,100万円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決公判で、山口氏に330万円の支払いを命じました。この元TBS記者・山口敬之氏と伊藤詩織さんの民事訴訟について、テレビ朝日報道局の局員で『モーニングショー』のレギュラーコメンテーター・玉川徹氏の発言に大反響が寄せられています。
逮捕直前に逮捕状が執行されず、昨年の刑事訴訟では山口氏は不起訴処分となりました。しかし、民事で争われた今回の訴訟では、伊藤さんの訴えが全面的に認められる形に。この件について、19日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、玉川徹氏は事件当時伊藤さんは米国での仕事が内定し、山口氏が上司になり得る人だった状況を説明しました。そうした状況で合意があったとしたなら、その後わざわざ上司を貶め、職を失うようなことをするのは不自然だと強調。
さらに、山口氏に対して「(ビザなど)手続きの問題しか残っていなかった状況の中で、喫茶店でもいいわけですよ、お話するのに」と不可解な点を指摘した玉川氏。続けて、「2軒も居酒屋とお寿司屋さんを事前に設定しておいて、当然2軒も行けばお酒だっていっぱい飲むし…」と、計画性が疑われる山口氏を指摘。
続けて玉川氏は「そういう風なとこに行って、彼女は酩酊状態になるわけですね。これもアルコールなのか分かりません」「(伊藤さんを)送っていくってときに、酩酊状態になったら、僕だったら急性アルコール中毒を疑います」と鋭く切り込みました。
そういった状態であれば、玉川氏なら「病院に連れて行く」と考え、「家に送って帰ろうと思う」とし、そう考えるのが普通だとしました。介抱するにしても、わざわざ自分が泊まってるホテルに連れていくって選択肢が思いつかないと語気を強めました。
そして、今後山口氏が控訴する意向を示していることについては、「これから二審、三審とあるわけですから、もしかしたら(判決が)ひっくり返るかもしれない」と懸念を示しています。その理由として、「逮捕状が直前で止まっている、こんな異常なことが起こるんだったら、これからも異常なことが起こり得る」と、上に行けば行くほど異常な事態は起こり得るとコメント。
仮にどうなっていったとしても伊藤さんの発言を信じると強く訴えた玉川氏に、視聴者からも「よく言った」「玉川さん今日もいいこと言う」「もう、満点の報道!」など、多くの称賛の声が寄せられました。