「一般的な抱っこひもで、もし背中のバックルが突然にはずされた場合、乳幼児は腰ベルトを起点に回転し、頭から地面に落下すると考えられます。腰ベルトは約1メートルの高さと推定され、乳幼児が落下したときの衝撃はきわめて大きく、死亡事故となるリスクは高い。悪質かつ残忍な行為です」
大切な子どもを危険にさらす「抱っこひも外し」。
日本で抱っこひもを生産・輸入する約40社が安全性の研究などを行う『抱っこひも安全協議会』の担当者は、
SNSなどで報告されている抱っこひものバックルはずしの危険性をそう指摘し、断罪します。
抱っこ紐をしていると、赤ちゃんを連れての買い物で両手が使えるのでとても便利。
しかし、背中の留め具を「突然、何者かに外されそうになった」という声がネット上に広がっています。
実体験した母親(26)が恐怖の瞬間を語りました。
生後2カ月の息子を抱っこひもで抱えながら買い物中、背後に立ってきたという年配の女性。
母親が振り向くと、年配の女性はバックルを外そうとしていたといいます。
幸いバックルは外れなかったため子どもは落ちずに済みましたが、年配の女性はあきれた言い訳を展開したといいます。
バックルに手を掛けた年配女性のあきれた言い訳とは…
年配の女性は妊婦の娘と一緒に来ていて「試したかっただけ」と主張。
同行した娘が謝罪してきたといいますが、抱っこ紐をはずそうとした本人は悪びれることはなかったといいます。
抱っこひものメーカーが作る団体では、抱っこひもの上からバックルを隠すように上着を着たり、
リュックを背負うことで留め具の部分を隠すことを提案しています。
こうした対策に加え、手がふさがっていない時は赤ちゃんに手を添えておくと、
もしもの時に対処しやすいとしています。
突然、SNSで被害や目撃談が広まりだした抱っこひものバックルはずし。
これらの事件を受けて、小さな子を持つ母親たちは外出に不安を感じています。
もしも抱っこされている赤ちゃんが落下してしまうと死に至るケースもあります。
あってはならない悪質な行為です。
これらの報道を受け、ネット上からは非難の声が相次いでいます。
「頭のおかしな犯罪者のために、便利な抱っこひもを改善するのは大変なことかもしれませんが、大切な赤ちゃんを守るためにも、メーカーは是非検討してほしいです。もし、バックルを外した犯人がいたならば、殺人未遂罪を適用すべきです。それくらい悪質です。」
「防犯カメラで犯人見つけて殺人未遂で捕まえるべき。
バックル外したらどうなるかくらい、安易に想像できる。
それにしても、若者が面白半分でやってるのかと思ったけど、じーじばーばの世代だったなんて、、、
赤ちゃんを危険にさらしてやるという本気度が感じられて怖すぎる。」
「私の友人も混雑している大阪のデパートでまさに犯行に及ぼうとしている瞬間を目の当たりにしたそうです。50代ぐらいの男性だったという。しかも隣には旦那さんがいたようです。男が手を掛けようとした時とっさにその子は『あ!〇〇ちゃんのママ!!』と声をかけたところ、その男は舌打ちをして去っていったようです。その夫婦に事情を伝えたら愕然としていたようですが、友達の行為はとても感謝されていました。まさにファインプレイです。周りが守ってあげれる環境を作っていきたいものです。」
などのコメントが寄せられていました。