2019年12月10日、経済ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」で定食チェーン店「大戸屋」が特集されました。
この放送を見た視聴者からは、「ブラックですよと紹介してる」「密着に見せかけた告発回」「むしろブラックイメージを植え付けた」「久々に恐ろしい番組を見た」など、
大戸屋の経営状態を問題視する声で溢れています。
12月10日放送のガイアの夜明けでは、大戸屋の時間外労働是正に密着。
問題視されてる店主の労働環境について放送していました。
飲食業は人手不足を店長が補うことが多く、長時間残業が常態化。
今年4月から始まった大企業の残業規制で残業時間は原則45時間以内に規制され、
業界では大きな課題となっているようです。
ガイアの夜明けでは、時間外労働上限を超える3人の大戸屋店主と社長による環境改善を放送しました。
大戸屋の山本匡哉社長は全国の店長が集まる「店主会」で、100時間近くに及ぶ残業時間をとがめ、
「(残業削減に)本気になってる?いや目が死んでるんだけど」
などと店長ひとり一人を問い詰めていました。
その結果「ガイアの夜明けって企業の闇を明らかにするための番組なの?」という意見のほか、
Twitterでは「お前が殺してるんだろ」など意見が続出しました。
ガイアの夜明けって企業の闇を明らかにするための番組なの?
— 千夏 (@26chinatsumu9) December 11, 2019
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学生時代から大戸屋でバイトをして、社長になったという山本社長。
現場の声を聞いてバイトの時給を上げ、残業が減り給料が下がることを懸念していた店主に
「頑張ったら給料が減ったという仕組みには絶対ならない」と確約していましたが、
「こんな社長の会社なら行くの控えようかな」「労働環境を全く見ず理念しかしゃべれない人間」
と批判の声が続出しています。
番組で紹介されたのは東京都内の3店舗で、40代の店長たち。
ツイッターで特に注目を集めたのが3人目の43歳の店長でした。
もともと「残業で自分が倒れては意味がない」という残業否定派で、
人手不足は単発バイトを雇えるサービス「タイミー」を利用し解消できると考えていたそう。
ところが、単発バイトは店長が1から毎回同じことを教えなくてはならず、
却って余計な仕事やコストが増えてしまうという落とし穴があったといいます。
その結果、残業が80時間を超えてしまい、山本社長に呼び出され説教されるはめとなり、
「店に活気があると自信持てる?」
「空回りなんだって努力が。このままじゃお店なくなるよ?」
「今まで頑張っていようが店主を降ろすしかないよ」
ガンガン指摘された店長は、神妙な表情で説教を聞き「それは嫌です」と決意表明していました。
ネット上では批判の声が続出する中、それでも様々な努力の結果、残業は削減されたという山本社長は、
「社員たちも苦しんでいますが、それをみんなで乗り越えた時に人という部分で成長できて、企業として強くなっていける」と語りました。
しかし、これに対しても「そうじゃないでしょ。本部主導で統一して変えないと」といった批判が続出しているようです。
ガイアの夜明けの放送が終了すると、
「大戸屋のホームページがつながらないw」といった声もちらほら。
大戸屋のホームページがつながらないwww#大戸屋#ガイアの夜明け
— 小林正幸@C97月曜日 南地区タ27a (@kobamasa1984) December 11, 2019
「視聴者が多くアクセスしてサーバーダウンしたのでは?」という声も見られました。